今朝
6時前に外に出たら裏山に霧がかかっていました
空気もかなり湿っていたので
これから霧に包まれるかなと思いつつ坐禅会
坐禅会が終わって 8時半頃に外に出てみると
8時半でこの霧具合だとすると
坐禅会の最中の市内は 濃霧の世界だったはず
車の運転や、船の運航に携わっている方々にとっては大変な朝だったことでしょう・・・
さて
昨日、予告した中国人の来訪者のお話しです (長くなりますが、ご容赦ください)
時おり小雨の降る木曜日
「コンニチハ~!あなたセンセイ?」と突然の来訪者
あっけにとられていると
「わたしフキョウト!あなたケイケンする?」
この人・・・いったい何者?中国語訛り?
彼は、さらに
「わたしフキョウト!フキョウト!チュウコクからきた!ミタフある!センセイ、チソー、クァンイン、ケイケンする?」
布教? 不況? 忠告? 経験する?・・・何かの宗教の勧誘?
さらに、繰り返して
「わたしフキョウト! ~ ~ ~ ~ ~」と続きます ? ? ?
結局、筆談になって判明したのは
「私は仏教徒。阿弥陀仏を持っていますが、地蔵と観世音の開眼をしてもらえますか?」ということでした (^_^;)
さらに、はてな?な会話と、筆談が続いたのですが~中略~
お地蔵さまと 観音さまの開眼供養を無事終えて、最後に、お焼香をしていただく段になったときのことです
どうも、中国ではお焼香という作法をしていなかったらしく
香炉を前に、五体当地(両膝・両肘・額を地につける礼拝の仕方)を始めました
一拝目が終わり二拝目
二拝目が終わり三拝目
この三拝目で終わりかな?と思ったときです
畳に額を当てたまま・・・・・動かなくなりました
正確な時間は分かりません
でも、線香の減り具合でいくと
3分が経ち、5分が経ち、それでも動きません
ようやく、ちょっと動いた、と思っても額は上がりません、
線香がとぼってしまったので、また線香を折って香炉に足しても、まだ動きません
10分が過ぎ、15分になろうかというところで、ほかのお客様がお越しになったので
「宜しいか?」と、肩にそっと手をかけると、ずっと額を付けていた為に真っ赤になった顔をあげて
「アリカトウ!」と、にっこり笑って答えてくれたのです
無事に開眼が出来たことで
嬉しそうに笑いながら挨拶をして帰る彼の後ろ姿を見ながら
「祈る」ということの大切さを 考えずにはいられませんでした
中国から遠く離れた
言葉もよく分からぬ日本にきて
彼は、何を祈っていたのでしょうか?
仕事のこと?家族のこと?これからのこと?
それが何であったのかは、知る由もありません
ただ、
五体投地で 身じろぎもせずに5分10分15分と祈っていた姿
ただ、ひたすら、「祈る」ということの大切さを 一人の名も知らぬ中国人から あらためて教わった出来事でした
6時前に外に出たら裏山に霧がかかっていました
空気もかなり湿っていたので
これから霧に包まれるかなと思いつつ坐禅会
坐禅会が終わって 8時半頃に外に出てみると
8時半でこの霧具合だとすると
坐禅会の最中の市内は 濃霧の世界だったはず
車の運転や、船の運航に携わっている方々にとっては大変な朝だったことでしょう・・・
さて
昨日、予告した中国人の来訪者のお話しです (長くなりますが、ご容赦ください)
時おり小雨の降る木曜日
「コンニチハ~!あなたセンセイ?」と突然の来訪者
あっけにとられていると
「わたしフキョウト!あなたケイケンする?」
この人・・・いったい何者?中国語訛り?
彼は、さらに
「わたしフキョウト!フキョウト!チュウコクからきた!ミタフある!センセイ、チソー、クァンイン、ケイケンする?」
布教? 不況? 忠告? 経験する?・・・何かの宗教の勧誘?
さらに、繰り返して
「わたしフキョウト! ~ ~ ~ ~ ~」と続きます ? ? ?
結局、筆談になって判明したのは
「私は仏教徒。阿弥陀仏を持っていますが、地蔵と観世音の開眼をしてもらえますか?」ということでした (^_^;)
さらに、はてな?な会話と、筆談が続いたのですが~中略~
お地蔵さまと 観音さまの開眼供養を無事終えて、最後に、お焼香をしていただく段になったときのことです
どうも、中国ではお焼香という作法をしていなかったらしく
香炉を前に、五体当地(両膝・両肘・額を地につける礼拝の仕方)を始めました
一拝目が終わり二拝目
二拝目が終わり三拝目
この三拝目で終わりかな?と思ったときです
畳に額を当てたまま・・・・・動かなくなりました
正確な時間は分かりません
でも、線香の減り具合でいくと
3分が経ち、5分が経ち、それでも動きません
ようやく、ちょっと動いた、と思っても額は上がりません、
線香がとぼってしまったので、また線香を折って香炉に足しても、まだ動きません
10分が過ぎ、15分になろうかというところで、ほかのお客様がお越しになったので
「宜しいか?」と、肩にそっと手をかけると、ずっと額を付けていた為に真っ赤になった顔をあげて
「アリカトウ!」と、にっこり笑って答えてくれたのです
無事に開眼が出来たことで
嬉しそうに笑いながら挨拶をして帰る彼の後ろ姿を見ながら
「祈る」ということの大切さを 考えずにはいられませんでした
中国から遠く離れた
言葉もよく分からぬ日本にきて
彼は、何を祈っていたのでしょうか?
仕事のこと?家族のこと?これからのこと?
それが何であったのかは、知る由もありません
ただ、
五体投地で 身じろぎもせずに5分10分15分と祈っていた姿
ただ、ひたすら、「祈る」ということの大切さを 一人の名も知らぬ中国人から あらためて教わった出来事でした