食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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お手軽なのに効能盛りだくさんのにんじん

2013-10-08 | 血を増やす
シチューの具ネタから柿に寄り道しましたが、また戻ってきました。
今日のテーマは「にんじん」です。

漢方では、血を補い肝の働きを高めて目の疾患を改善する、痰を切って咳を止める、停滞している食べ物の消化を助ける働きがあるとされています。

目の疲れ・かすみ、ドライアイ、視力低下や、肝機能をアップしたい時、慢性の咳、消化機能の低下による食欲不振や下痢・便秘の時に食べてみてください。
PCや携帯端末と長時間にらめっこしている私たちに、必要な食べ物です(・_・)

にんじんといえばあのオレンジ色に豊富に含まれるカロテンですね!
抗酸化作用が高く、免疫力をアップし、皮膚や粘膜を強くします。
かぜの予防や美肌にいいのはもちろん、がん、心臓病、動脈硬化などを予防する効果があるともいわれています。

にんじんにはビタミンCを壊す酵素、アスコルビナーゼが入っています。
なので、ビタミンCを多く含む野菜(大根、かぶ、にがうり、ピーマンなど)と食べ合わせる時は、加熱するか、酢をかけて酵素の働きを抑えるようにします。
サラダで生で食べる場合はドレッシングやマヨネーズをかけましょう。
脂に溶ける性質のカロテンの吸収率もアップします☆

お肉料理のつけあわせによくあるにんじんのグラッセは、理にかなっているんですね。
漢方的にも栄養学的にも優れた効能を持つにんじん。毎日食べたいぐらいです(^_-)

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平(温寄り)、甘/肺・脾・胃・肝

効能
血を補い、肝の働きを高めて目の疾患を改善する
肺の働きを落ち着かせて咳を止める
消化機能を高め、停滞する食物を消化させる



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