食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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乾燥と貧血に落花生

2013-10-24 | 血を増やす
今日のテーマは「落花生(らっかせい)」です。


ピーナッツと呼ばれていますが、本当は木の実(ナッツ)ではなく豆の一種。
花が落ちて土の中で果実ができたように見えることから、「落花生」という名前がついたそうです。
(実際は花の付け根から出たひげ根が土に潜り、土の中で実を結びます)

漢方では、血を補う、出血を止める、消化機能を整える、肺を潤すなどの働きがあるとされています。
貧血やめまいがある時、動悸、不眠、皮下出血や鼻血などの各種出血に用いられます。

肺を潤すので、秋から冬の乾燥する季節にピッタリの食材です。
長引く空咳や、乾燥肌、便秘の時に摂り入れてみてください。

胃を整え消化を助ける働きもあるので、食欲不振や胃もたれの時にも。
ただし冷えてお腹を壊していたり、軟便の時は症状が悪化する可能性があるので控えてください。

栄養素は、抗酸化作用が強く動脈硬化の予防や血行をよくするビタミンE、脳の働きを活発にするレシチン、ビタミンB群、ミネラルなどが含まれています。
脂質も多いですが、不飽和脂肪酸のオレイン酸なので、悪玉コレステロール(LDL)値を下げる効果があります。

生活習慣病の予防によさそうです☆とはいえ高カロリーなので食べる量はほどほどに。
アルコールの代謝を助けるナイアシンも含まれているので、お酒のおつまみにも最適ですね(*´艸`)

赤茶色の薄皮の方が薬効が高いので、皮ごと食べるのをおススメします!

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平、甘/肺・脾

効能
血を補う、出血を止める
消化機能を整える、肺を潤す



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