食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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お肌を潤して味覚も修復・牡蠣

2013-12-13 | 体を潤す
また一段と風が強くて冷たいですね!
加湿器をつけても湿度がなかなか上がらない。鼻がヒリヒリします(´・ω・`)
そんな乾燥した体を潤してくれる「牡蠣(かき)」が今日のテーマです。


栄養豊富で海のミルクといわれている牡蠣。
体を動かすエネルギー源となるグリコーゲン、肝臓の働きを助けコレステロール値を下げるタウリン、味覚をつかさどる味蕾(みらい)の機能を維持する亜鉛、などが含まれています。

漢方では体を潤し血を養う、精神を安定させる、熱を取り除き腫瘍や腫れ物を小さくする、などの働きがあるとされています。

ほてりや空咳がある時に食べてみてください。
神経を鎮めて不安感を解消するので、気持ちが昂ぶって眠れなそうな時にも。
血も補ってくれますから、貧血で疲れやすい人にもおススメです。

のぼせや寝汗がある人は卵と炒めたりスープにして、貧血気味の人はほうれん草とクリーム煮でどうぞ☆
体を温める/冷やすのどちらにも偏らない平の性質です。
ただし、生ものは体を冷やしますから、冷え症の人は加熱して食べるようにしてください。

年末の忙しさでついイライラ&忘年会続きで肝臓もお疲れの、今の時期にピッタリな食材ですね(^_-)
ただし、体調があまりよくないと感じる時に、一度にたくさん食べるのはNGです。
(以前身をもって経験しました…_| ̄|○ ほどほどに食べましょうということなんですね…)

ちなみに、漢方薬の煎じ薬では殻も使うんです!
焦燥感、動悸、めまい、不眠、手足の引きつりや震え、寝汗、運動していないのに出る汗などに。
こちらは体を冷やす寒の性質なので、冷えの強い方には用いません。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平、甘・鹹/肝・腎

効能
体を潤し血を養う
血を補い精神を安定させる
熱を取り除き腫瘍や腫れ物を小さくする



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