食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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脇役にしておくのはもったいない

2014-03-20 | 発散する
春眠暁を覚えず(- -)zzz
寒くて布団から出れないって訳じゃないけど朝なかなか起きれない…そんな時に食べてみてください。
今日のテーマは「三つ葉」です。

香り成分に、食欲を高め胃のもたれを防ぐ作用、神経を鎮めてストレスを解消する働きがあります。
カロテン、ビタミンB群やCなどのビタミン類が含まれ、特に「糸みつば」はカロテンが豊富。
活性酸素を取り除き、動脈硬化を予防します。
カリウムなどのミネラル類も多く含まれています。

香味野菜には気と血の巡りをよくする働きがあります。
イライラやストレス、肩こり、ため息、喉の詰まった感じ、春の眠気がある時にも摂り入れてみてください。

漢方では三つ葉は、体表にある病気の原因(寒気など)を取り除き咳を止める、血の巡りをよくする、解毒作用などの働きを持つといわれています。

かぜの引きはじめ、咳、痰が出る時には、長ねぎ・しょうが・みょうがなどの同じく発散する働きを持つ野菜と一緒に、温かい汁物でどうぞ。
血流をよくして末端の冷えも改善するので、手足が冷えやすい人にもおススメです。

気の巡りがよくなるので、胃腸の調子も整えられ、水分代謝もスムーズになります。
なので梅雨の時期にむくみがある時にも食べてみてください。

年中手に入りますし、薬味や脇役にしておくのはもったいない三つ葉です☆
生でも食べられますのでサラダでも楽しめます。
うちでは安売りでたくさん買ってしまった時は、卵焼きにして食べます(^ ^)
今回は簡単にできる混ぜご飯をご紹介します。

簡単おうち薬膳
三つ葉と鶏そぼろの混ぜご飯
ストレス解消に、梅雨時のかぜやむくみにも


春、体を目覚めさせるケアメニューです。
刻んだ三つ葉と鶏そぼろをあつあつご飯に混ぜるだけ!
鶏そぼろはまとめて作って冷凍しておくと、お弁当にはもちろん、ちょっとおかずが足りない時にも使えて便利です。

春は肝が疲れやすいのでいたわる必要がありますが、肝をいたわるには同時に脾も大切にしてあげるのがポイント。
お米や鶏肉は脾(消化機能)の調子を整えてくれます(^ ^)

ちなみに鮮度の見分け方は、茎から葉先までハリがあり、緑色がきれいでみずみずしく乾燥していないものが新鮮です。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味
温、辛

効能
体表にある病気の原因(寒気など)を取り除き咳を止める
血の巡りをよくする
解毒作用



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