食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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湿度にやられたらシソを食べる

2013-09-03 | 発散する
ここ数日蒸し暑い毎日が続いてますね。
間もなく台風の季節もやって来て、湿度に体が影響を受けやすくなります。
そんな時に食べたい「シソ(大葉)」が今日のテーマです。

薬味や刺身のつまに使われるシソですが、添え物にしておくにはもったいないぐらい栄養豊富で色んな効果があります。
ビタミンやミネラルが多く、特にカロテンとビタミンB2、カルシウムの量は野菜の中でもトップクラス。
アレルギーに効く成分が含まれることでも注目されました。

香り成分のペリルアルデヒドには高い抗酸化作用と防腐作用があります。
刺身と一緒に食べるのは理にかなっているんですね。
梅干しのように防腐剤としてお弁当に入れてもよさそうです。(シソは熱で黒くなってしまうので冷めてから)

漢方では、かぜの初期症状(寒気・咳)を追い払う、気の巡りをよくして消化機能を改善する、魚介類の解毒の作用があるとされています。
体に溜まった悪い湿気を発散してスッキリさせる効果があるので、梅雨時にも摂りたい食材。
体を温める性質で、肺と脾(消化器系)に働きかけます。

ムシムシした気候の時、胃が張った感じがして食欲がなければシソを食べてみてください。

実は今朝から膨満感があり、食欲がありません(= =;)
今夜は山芋の大葉あえを作ろうかな。
せん切りにした山芋と大葉、かつお節、めんつゆを混ぜるだけの超簡単レシピですが、弱った胃をいたわって元気にしてくれます。

山芋にもかつお節にも消化器系を整える働きがあるので、シソの効能をより高めてくれます。
火も使わなくていいので楽チンです。

そしてシソによくあるお悩みが保存法。
ワークショップ参加者にもお困りの方がいらっしゃいました。
「シソは買ってきてもシワシワになって最後まで使い切れなくて」
ぜひ↓こちら↓をお試しください!

濡らしたペーパータオルにくるんで、フリーザーバッグかタッパに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
買って来た時の鮮度にもよりますが1~2週間もちますよ☆

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、辛/肺・脾

効能
体表の邪気(病気のを引き起こす原因)を取り除く
気の巡りをよくして消化機能を改善する
魚介類の解毒


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