食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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胃腸の水分を調節してくれるさやいんげん

2013-08-12 | 気力・体力アップ
今日のテーマは「さやいんげん」です。


漢方では胃腸の調子を整え働きを活発にし、余分な水分を取る働きがあるとされています。
蒸し暑くて体が重だるい時、食欲がない時、膨満感があり便秘の時、水分代謝が悪くなって起こる下痢を止めたい時などに効果を発揮します。

栄養素では、抗酸化作用のあるカロテンを多く含みます。カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を強くする効果があります。
疲労回復効果の高いビタミンB群も豊富です。

夏のダメージや梅雨の時期の不調をやわらげてくれる食材です。

油と一緒に摂るとカロテンが体内で吸収されやすくなりますので、いんげんの胡麻和えやナッツ和えは効果的な食べ方です。
薬膳的に見ると、胡麻と和えると便秘の改善に、ピーナッツと和えると疲労回復に、くるみと和えると体を温めて便秘と咳止めに、より働きかけるメニューになります。

さやいんげんは生では食べられません。消化しやすいようによく加熱して、やわらかく調理してから食べてくださいね。
すぐに鮮度が落ちるので、食べきれない場合は茹でて冷凍保存しておくと便利です。固めに茹でておけば、再加熱でも美味しくいただけます。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平、甘/脾・胃

効能
消化機能を高め余分な水分を取り除く
蒸し暑さをからくる胃腸の不調を改善する


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