食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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潤いが欲しい時は豚肉

2013-09-10 | 体を潤す
カラッとした秋晴れ!気持ちいいけど乾燥が気になる、という今日は体を潤す「豚肉」がテーマです。

疲労回復や滋養強壮に効果的なビタミンB1がたっぷり。鶏肉の約6倍、牛肉の約8倍も含まれているそうです。
疲れのもとになる乳酸が体内に溜まるのを防ぎます。

また神経や筋肉の働きをよくする作用もあり、イライラや肩こり解消に効果があります。
ビタミンA・B2・Eもバランスよく含まれているので、細胞の若さが保たれ、健康な体を作ります。美肌効果も☆

漢方では、水または津液(体に必要な水分)、血、精(生命活動のエネルギー源)を補い、臓腑を滋養し、潤いを与え乾燥を防ぐ働きがあるとされています。
熱がこもり乾燥して起こる症状(やたら喉が渇いて水をたくさん飲む、空咳、便秘)や母乳不足、病気の回復期などに用いられます。
たくさん汗をかく夏やスポーツの後にも摂りたい食材です。

体を冷やす/温めるを気にせずに使える、中間の平の性質です。

もものブロック肉が手に入ったので、シンプルなゆで豚を作ってみました。


味噌・蜂蜜・マスタード・みりんを混ぜた甘みそをつけていただきました(*´艸`)

長ねぎ、しょうがと共に圧力鍋に入れてひたひたに水を注ぎ、高圧で15分。
火を止めたらあら熱が取れるまで自然放置。
静かに蓋を開け、表面に浮いた脂をすくい取ります。
すくい取った脂は冷蔵庫で冷やし固めて炒め脂のラードに、残った煮汁は美味しいスープに、無駄なく使えます。

ゆでたお肉をしっとりやわらかく仕上げたい時は、あら熱がとれるまで煮汁につけて冷ますと美味しくできますよ(^ ^)
薬膳では望む効果に合う調理方法も重視しています。
しっとりお肉のゆで豚でお肌うるるんです☆

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平、甘・鹹/脾・肺・腎

効能
体に栄養と潤いを与え乾燥を防ぐ



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