side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

浅田真央さん 新アイスショー 「BEYOND」

2022年07月06日 | フィギュアスケート
7月4日に浅田真央さんが記者会見で、新アイスショー「BEYOND」を発表した。

すでにご本人から新しいアイスショーで全国ツアーをする予定があることは語られていましたが、ようやく詳細が発表されました。

9月10日の滋賀公演を皮切りに来年3月まで17か所を回るツアーです。
最終公演が真央リンク建設予定となっている東京の立川市というのも、さらにその先への活動を予感させるものです。

記者会見もゴールドの衣装で登場した真央さん
アイスショーのサイトも黒をバックにゴールドの衣装とゴージャス
手にもつ白のスケート靴が印象的

このポーズを見て、真央さんが現役時代主宰したTHE ICEの2017年の最終ツアーに配られたパンフレットを思い出したファンも多かったのではないでしょうか?
あの時は写真を見て、真央さんはフィギュアスケートから離れてしまうのでは・・・と
当時のブログには別の写真を掲載
言葉にして本当になってはいけないと思ったのも懐かしい思い出

既に昨日から9月、10月の5公演の県民限定の先行申込が始まっています。
今回は県民限定の次に地域限定(神奈川なら関東)があり、一般発売になります。
会場は前ツアー同様常設リンクを使うので、今回もチケット争奪戦となってしまいそうです。

チケットの抽選申し込みはチケットぴあ
私にまだ幸運は残っているのかしら・・・と祈りながら申込を済ませました。



Dream On Ice 2022

2022年07月03日 | フィギュアスケート

アイスショー繋がりで、浅田真央さんの新しいツアー「BEYOND」の詳細が7月4日に発表されますね。
全国ツアーの予定で、楽しみです。

↓↓↓↓ 今日の記事はこちらから ↓↓↓↓

Dream On Ice 2022 に初日公演に行ってきました
会場はKOSE新横浜スケートセンター
平日の夜公演だったので7割くらいの入りかな。
私達のスタンドS席は1、2階があるのだけど、1階のS席に妙に空席があったのが不思議。

Dream On Ice (DOI)は国内のトップ選手と海外選手も多く参加するアイスショーだが、コロナ禍や国際情勢もあり、今回は米国のネイサン・チェン選手とイリア・マリニン選手がゲストとして参加している。

ゲストスケーターが少ない代わりに日本人選手は充実していました。
全日本後のエキシビションのような現役トップ選手終結
ほぼ全員が今季(新シーズン)の新プログラムを披露しました。

アイスショーはノービス優勝の島田麻央選手、中田璃士選手から始まり、休憩30分を含め3時間の公演でした。
前半のトリはマリニン選手
昨季までジュニアで今季シニア参戦
シニアの実績がない現タイミングでの海外アイスショー参加には期待値の大きさが伺えます。
今季試合での4回転アクセル(4A)の成功が多いに期待されます。
新横浜の練習でも綺麗な4Aを決めているようですが、流石にプログラムでは披露しませんでした。

お目当ての一人 三宅星南選手のSPは「愛の夢」
なんというか・・・クラシックが本当に似合う選手になりました。
三宅選手のスタイルが確立されつつあるというか、、、
そして、滑る姿がもう「愛の伝道師」、「夢の道先案内人)
三宅選手の滑ったあとに甘い香りが漂っているんでは、と思うほどうっとりする空気感をつくりだします。
以前から推しの選手ではありますが、ミーハー感情が抑えられません(笑)
DOIではジャンプ構成を下げてはいますが、ノーミスの演技に思わずスタオベ
4回転の種類も増やす挑戦も明言しており、昨季より更に飛躍することを楽しみにしています。

五輪チャンピオンのネイサン・チェン選手は大学への復学のため今季は休養を選択しています。
その先についても明言は避けていて、現役引退の可能性もあります。
チェン選手はオリンピックのFPを披露
ジャンプ構成は変え、途中にバックフリップも入れて会場を多いに沸かせました。
とってもリラックスして楽しそうに滑るチェン選手が観れてよかった。
この後7月後半の別のアイスショー「The ICE」にもマリニン選手と参加
日本滞在中に良い思い出を沢山作って欲しいですね。
私はTHE ICEも行きますよ~

世界チャンピオンの坂本選手、宇野選手を始め、鍵山選手、樋口選手、三浦選手、三原選手ほか、本当に豪華すぎるメンバーで、ひたすら興奮度が上がっておりました。
日本勢だけでも、今季もし烈な戦いになりそうです。

明日がDOI最終日
当日券、ライブ配信もあります。

私は2018年以来のDOI
この時もNathan Chen選手が出ていたんですよね~
会場は久しぶりに味わう凍るような寒さでしたが、この時も寒さに言及していました。


Stars On Ice Japan Tour 2022

2022年04月10日 | フィギュアスケート
本日まで開催されている Stars On Ice Japan Tour 2022 (SOI) の東京公演、初日と2日目の昼公演を観てきました。

初SOIかな?と過去記事をたどっていったら、2010年に観に行っていますね。
旧ブログですが、文章が若い(笑)
つまり12年ぶりのSOI!ほとんど初に等しいですね。

SOIは米国の元フィギュアスケート選手(Hamilton)が発起人となってスタートしたアイスショーで米・カナダの都市を回るツアー(SOI海外サイト)。
2005年から日本でも開催されるようになり、米・カナダスケーターに加え日本人選手もJapan Tourには参加している。
米国・カナダツアーで日本人で参加したのは荒川静香さんと今年宮原知子さん(今年予定)かな。

SOIは毎年開催されているが、オリンピックイヤーは参加スケーターの顔ぶれが豪華になる傾向がある。
今年の日本ツアーでいえば、男子シングルのオリンピック・世界選手権メダリスト3人が揃った。
個人的には海外トップ選手のスケートを生観戦するのはコロナ前以来だし、なによりNathan Chen選手が観れるのがうれしい。

東京公演初日はアリーナ席で前から3列目
金曜日の午後なのに8割方席は埋まっていたよう。
1階席、2階席の後方数列が空いていただけでした。

東京公演は出演スケーターも多いうえ、エキシビションプロではなく、今季の競技プロを滑った選手も多かった。
その点でもオリンピックイヤーだなと思う。

村元・高橋組がRDのソーラン節を白衣装で
競技プロなので正面を決めているのですが、途中で正面を反対方向に変えて演じてくれました。
私は背面側の席だったので、すごく嬉しかった

米・アイスダンスのチョック・ベイツ組も大評判の宇宙人プロ(ダフトパンクメドレー)だったし、宇野選手のオーボエ、三浦・木原ペアのハレルヤも競技プロ
最後にはNathan選手のロケットマンが会場を大きく盛り上げました。

オオトリがNathan選手なのは誰も異論はないだろうけど、一部・二部の割り振りも含め滑走順って難しいな・・・と思った
個人的に世界選手権銅メダルのアリサ・リウ選手の順番が早すぎる感じがして・・・

進行スケジュール管理はしっかりしているようで、アンコールはなし。
もうちょっと余韻に浸っていたいなと思っても、粛々と進んでいく感じでした。
コロナ禍で声出しも禁止だから余計そう感じたかも。
言葉は悪いが、中には時にアンコールを押し付けられている感じもしていたからこれはこれで良かったのかもしれません。

グループナンバーは海外スケーター中心に作り上げられ、宇野選手・鍵山選手・坂本選手はグループナンバーには出てきませんでした。

2日目の昼公演は当日券も出ていたのが信じられないくらい、満席に見えました。
多分席の追加開放もあったのではと思うほど、2階席は横も広く埋まっていました。

この日は1階席中段東ブロック寄りでスケートリンク全体が見渡せる位置
前日の顔表情がわかるアリーナ席と全体が見える1階席でSOIツアーを十分堪能しました。
しかも多くのスケーターが前日とは違うプログラムだったのも嬉しかった。
友野選手のニューシネマパラダイスや三原選手のI dreamed a dreamなど今季の当たりプロを観れたし、Nathan選手は新しいプログラム(Space Song)を披露

久しぶりの海外スケーターありのアイスショーの2日間
本当に楽しかった。
確かにチケットは高いけど、満足度高かった。

会場内では終演後に販売されるリピーターズチケット(割引あり)が紹介されていて、帰りに見たら長い列ができていました。
良いアイデアですよね。
私も席が選べたら購入しようかなと思っていましたが、2日目の席の埋まり具合をみたら、席の選択はできなさそうなので見送りました。

購入したプログラム(2000円)の最終頁にあるスタッフのクレジットは、ディレクター・振付にJ・バトルを始めオール海外スタッフでした。
グループナンバー、照明、衣装を含め海外アイスショーの雰囲気も味わえた感じがします。

世界選手権に出場した日本人選手は村元・高橋組を除いて全員が競技継続の意向を示すコメントをしているので、忘れがちですが、オリンピックイヤーは競技引退を決断する選手が多い年でもあります。

実際今朝ツアーに参加している米女子のアリサ・リウ選手が引退を自身のインスタで表明しました。
以前より学業への復帰に言及しているNathan選手も競技との距離を置くかもしれません。
そういう意味でもオリンピックイヤーはひとつの節目ですね。




喜びを運んだ「宇野ボレロ」@世界選手権

2022年03月27日 | フィギュアスケート
宇野昌磨選手が自身が渇望したフリープログラム「ボレロ」の「完成形」
昨晩の世界選手権で見事に演じ切り、初優勝を飾りました
おめでとうございます。

世界選手権の同一大会で男女共に日本選手が優勝するのは3回目
2010年 浅田・高橋 2014年 浅田・羽生 2022年 坂本・宇野

男子2位は鍵山選手、3位米国 V・ジョウ選手、ショート3位だった友野選手は6位で大会を終えた

オリンピックイヤーにも関わらず、4種類5回の4回転ジャンプを入れるプログラム「ボレロ」を今季のフリーに選んだ宇野選手
ランビエールコーチの振付は疲れがたまる終盤に複雑で力強いステップが組み込まれていた

今季5本の4回転ジャンプのプログラムは北京五輪優勝のネイサン・チェン選手と宇野選手だけ。(鍵山選手は3種4本)

国内を拠点にしリモート指導での練習を選択した宇野選手は、シーズン初めは、滑り切るのが目標、このプログラムで北京五輪を逃してしまうかも(意訳、=それでも挑戦したい)・・・と言及していた
昨晩の記者会見でもショートの倍以上フリープログラムに練習時間を割いていたと話していました。

グランプリファイナル等大会中止で演技機会が少なかった上、全日本選手権前に足を痛める等様々な困難もありました
北京五輪で銅となってもフリープログラムではランビエールコーチが納得のいくものではない、とまだまだ課題があったとしていました。

試合後インタビューに答えたランビエールコーチは、宇野選手の演技を
「(宇野選手の)表情は輝いていて自由で、喜びをスケートで表現していた。僕にもたくさんの喜びを与えてくれた」(スポーツ報知より)と評した。

そうなんですよ。
喜びという表現に”JOY”という単語をランビエールコーチを使ったか分かりませんが、宇野選手の「スケートをする、ボレロで自身が望んでいた演技をする」喜びが観ている側にも伝わってきました。
終盤のステップ、宇野選手の表情が本当にキラキラと輝いていました。
後半2本のジャンプは足に疲れがきたのかなと思わせるものでしたが、ステップに入ると新たな息が吹き込まれたようにスピード感があり、軽やかで、まさに氷上で舞っていました
(ネットにあったお写真を拝借)

宇野選手、素敵な時間をありがとうございます。

記事を書いているうちに、浅田真央さんの2014年世界選手権での笑顔でのスピンを思い出しました。
あの時も幸福感に包まれました。

記者会見で、「あなた(宇野選手)が表彰台の中央に立つのを長年待ってました。その姿をみることができて嬉しい」との発言をした記者がいました。
多くのファンの気持ちを代弁してくれていて、それも嬉しかった。

本当におめでとうございます

トップ画像はブランドアンバサダー契約をしているMIZUNO Official Shopの公式ツィッターのヘッダー
MIZUNOの文字の中に1とUNOをハイライトして祝意を示していますね。
確か五輪後も一時同様の仕様に変更してたと思います。

ISU(国際スケート連盟)のトップ写真に日本人選手2名が掲載されているのも誇らしいですね。



坂本花織選手 世界選手権優勝!

2022年03月26日 | フィギュアスケート
本日日本時間早朝にフランスで行われたフィギュアスケート世界選手権
女子シングルで坂本花織選手が優勝!
おめでとうございます

北京五輪銅メダルに続く素晴らしい快挙です。
北京五輪も浅田真央さん以来の表彰台でしたが、今回の優勝も2014年の浅田真央さん以来の日本人選手の優勝となります。

オリンピックの年の世界選手権は調整が難しいと言われています。
例年なら世界選手権にピークを合わせるところ、オリンピックに一度ピークを持っていってしまうので、疲労感・モチベーション等今一度試合に向かう態勢を整えるのが大変なんだそうです。
今年はコロナ禍と開催地が北京でフィギュアスケート選手は選手村に長期間ほぼ缶詰状態で食事面で大変だったようですし、大会中のドーピング問題もあり精神面もタフな大会になりました。

更に、ロシアのウクライナ侵攻で世界選手権開催地フランスへの移動も長時間を余儀なくされました。

一方、ロシア・ベラルーシ選手が出場禁止で、メダリストの坂本選手の優勝へ期待、本人もそのあたりを意識すればするほど、調整が大変だったのではと推測します。

坂本選手はショートは目標としていた初の80点越え、フリーも自己ベスト更新での完全優勝
フリーでは全てのジャンプに1点以上のGOE(加点)がつき、課題のルッツも速報値では2点以上でした(最終的にエッジのアテンションがつき1.10)。
坂本さんの持ち味のダイナミックなジャンプ・動き、疾走感のあるスピードのある滑りに、会場の観客も魅入って、ジャンプが成功するたびに盛り上がっていくようにも見えました。

配信されている記事のうち、坂本選手らしいなと思った優勝後のインタビュー(日刊スポーツ
「本当の強さを身につけたのか」の質問に「ホントの強さは毎年、毎年、リセットされるので。来季になったら知らないんですけど、徐々に、シーズン後半に向けてどんどん強くなれるようにしていきたいなと思います。」
これからも、また新しい強さを求めて努力していくんだろうなと感じました。

 坂本選手が努力の人であることは周知のこと
それが多く実ったシーズンで本当によかった。
応援している側も幸せになるシーズンでした。

おめでとうございます。

2位はベルギー ルナ・ヘンドリクス選手、3位米国 アリサ・リュー選手
日本女子は来年の世界選手権3枠を獲得しました。

坂本花織選手 個人戦で銅!

2022年02月18日 | フィギュアスケート
昨晩のフィギュアスケート シングル女子
日本代表の坂本花織選手がショート・フリーともノーミスの演技で銅メダル
おめでとうございます。
浅田真央さんのバンクーバー五輪銀メダル以来

坂本選手は、平昌五輪以降4回転やトリプルアクセルに挑戦している情報は時折聞こえてきていたものの、北京五輪は高難度ジャンプをいれず、技の完成度・プログラムの完成度を上げる戦略で臨んだ

優勝候補のロシア ワエリア選手のフリーでの失速には驚きましたが、このチャンスにしっかり表彰台を掴みとったのは、坂本選手がその位置にいたから。

本当、試合は何が起こるかわからない、だから自分から諦めてはいけない・・・とつくづく思いました。
ドーピング問題で周囲が騒がしかったにもかかわらず、試合と自分に集中できていたのも勝因のひとつ

中野園子コーチが試合後、坂本選手のメダルについて「運が良かっただけ」と語ったそうですが、続いて「その運を引き寄せるたのは(坂本選手の)人一倍の努力」と。

報われない努力も多くあるけど、「チャンスをつかめるのは努力をした人だけ」という言葉を思い出しました。

樋口新葉選手は5位
オリンピックでのトリプルアクセルの成功、おめでとうございます。
河辺愛菜選手は悔しい結果となってしまいましたが、これからに期待しています。

ここ数年の女子のシングルはロシア勢の高難度プログラムに圧倒されり話題が中心でしたが、その中でヨーロッパ勢の健闘も光るものを感じました。

ベルギーのヘンドリクス選手の洗練されたプログラムはまた見たくなるプロでした。

坂本選手のプログラムを振り付けているリショー氏のプログラムも多くあって人気ぶりが伺えます。
今回の坂本選手のメダル獲得でさらにオファーが殺到するのではないでしょうか。

複数の選手は元ロシア所属で国籍変更しての出場でしたが、プログラムにも個性があって見ていて楽しかったです。
ロシアからの帰化選手がその国の代表枠を取ることになりますが、世界選手権で躍進すれば複数の出場枠を持ち帰ることもできるのですから、最終的に各国の競技レベルを上げることに貢献することになれば良いなと思います。

3月末の世界選手権も楽しみになってきました。

選手の皆さん、お疲れ様でした。
早くドーピング問題に決着がつくことを願います。

Nathan優勝!!!2位鍵山!3位宇野!

2022年02月10日 | フィギュアスケート
アメリカ代表だけど、Nathan Chen選手の優勝が本当に嬉しい。
おめでとうございます。

流石のNathan選手も優勝を決めるフリーの演技は硬さが見られる場面がありましたね。
それでもショート・フリーとも転倒ナシで揃えられた優勝はバンクーバーのライサチェック選手(米)以来?この時は4回転ジャンプを飛ばないプログラムで完成度に拘った優勝でしたね。
4回転ジャンプを複数回入れたうえで完成度の高いプログラムを揃えた今回の優勝は時代の進化を感じます。

Nathan選手も鍵山選手、宇野選手も団体戦と合わせて大会2つ目のメダル
過密スケジュールでの連戦ではありましたが、良い結果になってよかったです。

これでNathan選手は学業専念かしら?
4連覇のかかる世界選手権まで続けて、また日本代表選手達と良い試合をして欲しいですね。

過去のNathanChen選手関連記事

今日の試合、せっかくNHKが中継放送してくれていたけど、ライブではほとんどテレビ画面を正視できなかった。
これからゆっくり録画を見る予定。
NHKは朝からずー-とあった大雪注意の画面表示を途中から外したのかしら?
ご配慮ありがとうございます。

毎日新聞オリンピックサイトで宇野選手のSPの写真を集めた動画が秀逸
綺麗なポージングが次々繰り出されるプログラムだったと改めて思い起こす。

これからフリープログラムの写真が更にアップされることを楽しみに待っています。
毎日新聞のサイトには北京五輪前に宇野選手の特集もあったんですね。
良いお写真の数々・・・


”Beautiful” の賞賛

2022年02月06日 | フィギュアスケート
今週始まった北京五輪
晴天の日中でも屋外競技は氷点下ととにかく寒そう
コロナ対策も加わり、競技に集中するのも大変でしょうが、選手の皆さんが怪我無く自分の納得いくパフォーマンスができますように応援しています。

開会式前に始まったフィギュアスケートの団体戦
明日の3種目を残して、日本は現在3位とメダル圏内

(2022.2.7 追記
フィギュアスケート団体戦、日本チーム3位で念願のメダル獲得!
おめでとうございます。
個人戦を直後に控えながら、団体戦を戦ってくれた選手の皆さん、お疲れ様です。
表彰式(メダルセレモニー)は今晩?
明朝から個人戦が始まる宇野昌磨選手、鍵山優真選手は行事から早く解放され、少しでも早く試合に集中できますように
ロシア・カナダ・中国の男子シングルは団体戦でSPFP出場。疲労度はどのくらいかわからないが直後の個人戦へ不利な影響をもたらさないことを強く願います)

日本勢トップバッターは宇野昌磨選手
ショートプログラム「オーボエ協奏曲(マルッチェロ/ヴィヴァルディ)」
ノーミスの演技で自己ベストを更新し、チームジャパンの幸先良いスタートとなりました。

このオーボエ協奏曲、とにかく美しい。
甘美な美しさでなくて、荘厳さを秘めた清らかな美しさを感じる。
ヨーロッパの教会内で祭壇やステンドグラスを眺めている時の気持ちというか。。。
宇野選手の作品はその世界で光と陰を感じながらツアーしていくよう。
しっとりと心地よく、かつ時に背筋が伸びるような程よい緊張感のある滑り、そしてハッとさせられるポージングで彩られていた。

演技後キスクラに向かう宇野選手に 他国の選手から ”Beautiful” との声が掛かった

コロナ対策下、北京五輪の観客は組織委員会の招待客限定と制限があり、歓声を伴った応援は自粛されている。
静かな競技会となったからこそ、TVにもしっかり拾われていた賞賛の掛け声
実況アナウンサーもその点に触れていた。

競い合うスケーターにとっても多いに魅せた演技だったからこその賞賛だったのだろう。
同じ思いだった私はTVの前で大きく頷いた。

演技後のインタビューも良かったですね。
朝の競技時間に合わせ切れていない体のキレやランビエールコーチ不在の影響を課題と挙げながら、「守りに入る演技をするのではなく、(攻めて、結果)ダメだったら真剣に謝ろうと思った」は後続選手への温かいエールにとれるコメントでした。

フィギュアスケートの団体戦は明日7日にペア・ダンス・女子フリーが行われる。
読売オンラインに団体戦の得点についての記事 にもあるように、男子フリー鍵山選手の素晴らしい五輪デビューの滑りで、日本のメダル獲得の可能性は高くなってきています。
初のメダル獲得を意識しすぎず、出場選手が団体後の個人戦に繋がる納得の演技ができますように。

読売オンラインの五輪記事は事実のみを淡々と記事にしてくれています。
出場した選手にフォーカスした記事で、煽り・感動ポエムや出場してない他選手への言及もなく気持ちよく読めます。

フィギュアスケートは記事にしやすいらしく、五輪開始後次々と同じような内容の記事が公開されています。
ただね、ショートプログラムの曲の作者をモーツァルトと間違うなど、記事の軽さ(事実味、真剣さがない)を感じるものも多いですね。
今季のドラマ「ゴシップ」ではないですが、これが「こたつ記事」かと最近は思うことが増えています。
取材環境も厳しいかもしれませんが、プロの腕を見せてほしいものです。

村元・高橋組 銀メダル @21四大陸選手権

2022年01月23日 | フィギュアスケート
現在 タリン(エストニア)で開催中のフィギュアスケート四大陸選手権

アイスダンス 日本代表の村元・高橋組(かな・だい)が銀メダルという快挙
このカテゴリーでは日本史上だけでなくアジア史上初のチャンピオンシップス大会での2位です。
おめでとうございます。

四大陸選手権は南北アメリカ・アジア・オセアニア・アフリカの選手がエントリーする大会
国際スケート連盟が開催するチャンピオンシップス大会で、同時期に行われるヨーロッパ選手権に相対する大会。
今大会は四大陸エリアの都市で開催ができなかったため、ヨーロッパ選手権が行われたエストニア・タリンで開催された
シングルスでは日本勢も表彰台の常連となっているが、アイスダンスはアメリカ・カナダ勢がこれまで独占してきており、2018年に村元・リード組の銅メダルが日本・アジア勢の初の快挙だった

過去に何度もブログ記事にもしていますが、高橋大輔選手は日本男子シングルをけん引し一時代を築いた選手
世界ジュニア・世界選手権やオリンピックで日本初・アジア初の記録を沢山残してきた選手です。
皆を驚かせたアイスダンスへの転向からわずか2年でのこの結果は本当に素晴らしい
多くのカップルがジュニア時代からカップルを組み技術だけでなく経験値を上げてくると言われている中、今までの常識を覆す結果です

RD、FDともに一層洗練された部分が多くあったように思います。
何度もリピート見しているプログラムですが、何度見てもまた見たくなるプログラムです。
SPの転倒ミスは残念でしたが、本人達は力を出し切れなかったと口惜しさを口にすることが大きな躍進ではないでしょうか。

思えば1年前の今頃はカテゴリー変更はやっぱり大変なのね。流石の高橋選手も今度ばかりは思い出作りに思わってしまうかも・・・などという思いがチラっと頭に浮かんでいたのも事実。

2年目の今季、相変わらずのコロナ禍での数々の制限の中数少ない競技会のチャンスを逃さず出場し結果をだしてきましたが、全日本選手権とそれに続く北京五輪代表選考はなんとも言えないモヤモヤ感を残しました。

3週間後のヨーロッパでの四大陸選手権は全日本選手権の疲れをとる暇もなくモチベーションを維持してきたことでしょうし、空路移動(トランジット)での苦労も多かったことでしょう。
3月の世界選手権では更なるブラッシュアップした演技を披露してくれることでしょう。
今から大いに期待しています。

試合後のインタビューで来季以降の活動については、今回も明言を避けたようです。
インタビューの合間合間に更なる高みへの挑戦したい気持ちがチラ見えする感じではありましたが・・・

翌日の女子では三原舞衣選手が2度目の優勝
SPでミスのあった松生選手、横井選手もフリーは(ほぼ)ノーミスの演技で最終順位を上げました。
松生選手はフリーでは3位の成績
女子フリーは上位を争った韓国勢とともにノーミスの演技が続き、緊張感のある見ごたえ満載の良い大会でした。

今晩は男子シングルス
日本選手3名はSPで好成績で最終組に登場します。
我が家はFODのライブ配信で観戦する予定です

高橋大輔選手関連過去記事の一部

名古屋フィギュアスケートフェスティバル

2022年01月06日 | フィギュアスケート
1月4日に名古屋ガイシアリーナで開催された 名古屋フィギュアスケートフェスティバル(通称名フェス)を観に行ってきた
以前から気になっていたアイスショーだったが、いつも気づいた際にはチケットが完売だったのですが、今回は上手くチケットが取れました。
初めての名フェスで楽しみに向かいました。

名フェスは2003年から20年間続くアイスショーです。
主管が愛知スケート連盟で、毎年愛知県ゆかりの選手が多く出演します。
2003年は「跳べ! 氷上の華たち フィギュア王国・名古屋から世界へ 」と題したアイスショーで安藤美姫さんや浅田真央・舞姉妹、小塚崇彦さんらが出演していました。
翌年には「名古屋フィギュアスケートフェスティバル(第1回)」に代わり、今に続いています。

事前に発表されていた出演選手は22名(宮原選手が直前出演取りやめ)
18時半開演です。
開演時間前に地元ノービスBの三浦琉生選手、星碧波選手(いずれも東海グランプリ)が前座的に登場

そしてオープニングへ
会場の照明が暗くならず、明るい中でのアイスショー
照明演出のあるアイスショーも素敵ですが、競技会のような明るさの中でのアイスショーもよかったです。

シーズン途中ということもあり、多くの選手が競技用プログラムを演じました。
連続ジャンプは少なかったものの、試合さながらの高回転数のジャンプを跳ぶので独特の緊張感と迫力がありました。
北京五輪代表の宇野選手、鍵山選手の4回転をショートプログラム作品で見れるなんて贅沢そのもの。

山本草太選手は全日本でミスのあったフリーをノーミスで滑りました。
3フリップ+3ループのループの高いこと!
とろける様なスケーティングもますます磨きがかかり、来シーズンへの期待も膨らみます。

今季はTV観戦ばかりだったので、アイスショーと試合のいいとこどりのような、とても見ごたえあるフェスティバルでした。
名フェスに参加出来て大満足でした。

前半・後半の間に今季引退となった本郷理華選手と松田悠良選手の引退セレモニーがありました。
聞くところによると愛知スケ連ではシーズン最後に引退セレモニーを開催しているとか。
本郷さんと松田さんはシーズン途中での引退だったので名フェスでセレモニーの場を設けたようでした。
なんとも心温まる演出で、愛知スケート関係者が大きな家族のような一面を垣間見たようでした。

と、引退セレモニーもあって、アイスショーが終わったのは21時半過ぎ
第2部の選手は皆アンコールもありました。

電車の混雑を避けるため、私達はフィナーレを見ずに会場を出ましたが、それでも大満足のアイスショーでした。

この日は名古屋泊
ホテルとっておいてよかった。
日帰り予定組んでなくてよかった。