今年初のコンサートは ピアニスト吉見友貴さんのリサイタル
会場は浜離宮朝日ホール
昨年10月の紀尾井ホールでのリサイタルで本公演を知り、直ぐにチケットを手配した
ベートーヴェン ピアノソナタ第31番変イ長調 作品110
ショパン バラード第1番ト短調作品23
ショパン アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品22
(休憩15分)
ショパン 舟歌 嬰ヘ長調作品60
ショパン マズルカ 第35番ハ短調 作品56-3
ラフマニノフ ピアノソナタ第2番 変ロ短調 作品36(1831年版)
(アンコール)
ガーシュイン
ボルコム
?(ご友人の作曲家?)
休憩を含み約2時間の公演だった
1年半のボストン留学を終えたばかりとのこと
私の期待値が高かったのか、体調がイマイチだったのか、演奏に集中力のあるところと無難に過ごすところが見えて、残念だった
客層も鈴が鳴ったり、荷物をガサガサする音を演奏中で出す人が複数いたのも集中力を途切れさせたのかもしれないけど。
配布されたリーフレットにも「自分という”Identity”を見つけ始めている」とあったので、これから留学中に得たものを吉見さんらしく消化し演奏に反映していくのだろう。
耳にピアスは構わないけど、食生活の違いから?、あるいは年末年始のイベントのためか顔が若干むくんでいるような気がした。
最後の挨拶の開口の弁が「疲れました」は、恐らく本音だろうし、どういう状態でこの日を迎えたのか分からないけど、”やっぱりね”と思うと同時にちょっとガッカリな一言だったな。
そういう本音はファン限定の場とかにしてとどめて、プロとしてのリサイタルはプロ然として欲しい
ちょっと辛口になっちゃったけど、
ラフマニノフのソナタ 1楽章はとっても従来の吉見さんらしく、2楽章のとろける感に次の演奏を期待してしまった
2022年は大晦日のミューザ川崎で開催された MUZAジルベスターコンサート2022で心満たされて終わることができた。
指揮 秋山和慶さん、オケ 東京交響楽団がソリスト4人を迎えて、協奏曲3曲を演奏する充実したプログラムだった
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K. 299
フルート 瀧本実里 ハープ 後藤里緒
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op. 35
ヴァイオリン 荒井里桜
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op. 35
ヴァイオリン 荒井里桜
(休憩)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 op. 30 フルート
ピアノ 黒木雪音
ピアノ 黒木雪音
私達は荒井里桜さんの演奏を楽しみにチケットを取ったのだけど、1曲目に登場した ハープ奏者の後藤里緒さんには心底驚いた
後藤さんはパンフレットによると2012年生まれなので、10歳!
8歳で日本ハープコンクールのジュニア部門を史上最年少で優勝を始め、多くの受賞歴を持つ。
舞台では当然ながらひときわ小さいのですが、演奏が始まると感情豊かに10歳を感じさせない堂々たる演奏
フルートの瀧本さんも素晴らしい演奏を披露していたのですが、どうにも目が後藤さんに向かってしまう。
天才っているんだなぁ、と兄貴とふたり感心して聞き入ってしまいました。
続いて登場した荒井里桜さん
一瞬にして、後藤さんのインパクトを上書きするオーラある演奏で会場を惹きこんでしまった
チャイコフスキーの協奏曲は荒井さんの演奏を以前も聞いたことがあったが、全くの別物と言っていいほど、演奏に深み・厚み・凄みが加わり、全神経を集中して聞き入ってしまった。
これは、しっかりと追っかけないといけないぞ、、、と決意した次第
休憩後はピアノ協奏曲 ラフマニノフ 第3番
大好きなピアコンなのですが、正直第一楽章は休憩前の2曲のインパクトが強すぎて、なんだかフワフワした気持ちが残ってしまった。
しかし、黒木雪音さんのある種の迫力ある演奏に徐々に惹きこまれて、この日のトリを飾るにふさわしい怒涛ともいえるフィナーレだった
今回のソリストはライジングスターと期待される人達で来年以降の活躍も多いに楽しみ
今回の席は1階中央
ソリストの演奏を目でも十分堪能したし、音の届きも素晴らしかった。
久しぶりのミューザ川崎はクロークも再開されていました。
ドリンクバーや水飲み場は以前と閉鎖されたまま
客層もとても良く、熱のある演奏に皆聞き惚れ、多いに拍手を送ったコンサートで1年を締めくくれて幸せでした
(アンコールはなし)
シャネルが開催している音楽プログラム シャネル・ピグマリオン・デイズに行ってきた。
ガブリエル・シャネルの芸術家を支援した精神を受け継いで、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールでは2005年より若手音楽家に演奏の機会を提供しているのが シャネル・ピグマリオン・デイズ
2020/2021年はコロナ禍で公演中止が多かったが、2022年も活動を継続してくれるのがありがたい。
過去に2回行っています。
この日の演奏者はヴァイオリニスト福田麻子さん
ピアノ伴奏は吉武優さん
演目
ベートヴェン ヴァイオリン・ソナタ 第8番ト長調作品30-3
シューベルト 華麗なるロンドロ短調作品70D895
(休憩5分)
プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調作品94bis
(アンコール)
チャイコフスキー 懐かしい土地の思い出 メロディ
約1時間の公演でした
やはり生の演奏は迫力が違います。
奏者の息遣いも聞こえ、福田さんの時にパワフル、時に繊細な演奏を堪能しました。
曲紹介も素敵で、聴き処の説明もすっと入っていく言葉選び
凄く楽しい時間で、アンコールはこのままずっと聞いていたいと思ってしまった。
久しぶりのピグマリオン・デイズは、入場時間も指定があったり、エレベーターの乗車者人数を制限したり、アンケートには連絡先を記入する等コロナ対策がされていました。
以前は席は自由だったと思いますが、今回はスタッフが空席が出来ないように指定されました。
パシフィックフィルハーモニア東京(PPT)の定期演奏会
ゲストピアニストが角野隼斗さんで、曲目を確認せずにチケットを購入した
場所はサントリーホール
演目はトーマス・アデス 「ピアノとオーケストラのための協奏曲」(日本初演)
慌てて予習をしようとしたけど、間に合わず。
トーマス・アデスは1971年ロンドン生まれの作曲家・ピアニスト・指揮者
オペラ 「テンペスト」の作曲でも有名
急・緩・急の3楽章からなる協奏曲は、なんだか不思議な空間でフワフワした感じで一気に最後まで来てしまった
楽しげなんだけど、拍子が度々変わるし不協和的旋律が現れたりして、落ち着かない感じ
jazzぽいフレーズは角野さんの得意とするところですが、拍の取り方がいつもより大きいような・・・
席が正面やや左で角野さんの弾いている姿が良く見え、常に拍をとっていたようで、、、難しい曲なんだなと視覚的に感じました。
終盤に向けてオケと一体感が強まる感じがして駆け抜けた・・・・
演奏が終わった後の飯森指揮、角野さん、オケの歓喜・充実感・達成感に満ちた雰囲気が感動的だった。
公演直後にツイッターのスペースで飯森さんと角野さんの対談
アデスの協奏曲を「面白そう」と演奏することに決め、それから楽譜を手にして「なんじゃこりゃ」と・・・楽譜をみて複雑さに驚いたようなエピソードを語っていました。
アンコールはガーシュイン I got rhythm
アデス風味を効かせた角野さんアレンジバージョン
協奏曲、初演成功の余韻・興奮を上手く心に染み入らせる演奏でした
(休憩20分)
ホルスト 惑星
入場時配布されたシートに照明・映像を使った演出と案内があった
それぞれの楽章(星)にあった映像で視覚的にも楽しめた。
私は初めて通しで「惑星」を聴いたのだけど、最も演奏されることの多い「ジュピター(木星)」は多く演奏されるだけの理由があるのだな、と実感できた。
映像を用いた演出は新しい可能性を感じたけど、恐らく冷却ファンと思われる機械音が始終聞こえていたのが残念だった
オケのアンコールはなし
角野さんファンの多さもあり、通常のクラシックコンサートとは違った雰囲気を味わった夜となりました。
公演直後のスペース配信も、これからの定番になるかな
先週末 川崎市麻生市民館大ホールで開催された牛田智大さんのリサイタルに行ってきた。
実はこの週、角野隼斗さん、吉見友貴さん、と3日連続のピアノコンサート
開場は開演時間30分前だったので、その時間に合わせて行ったらホール入口から長い列
陽ざしも強いから日傘を差して並ぶ人も多く、私は日陰で列が短くなるのを待ったが、入場はほぼ開演時間
結局10分以上遅れての開演となった
角野さん、吉見さん、牛田さんと続けてピアノを聴くとそれぞれの個性を強く感じられて興味深い
牛田さんは相変わらず細身で華麗さを感じる
それでも少しはパワーアップしたのかもと思うのは、落ち着いた雰囲気に凄みのようなものが備わってきているように感じたからか。
相変わらず女性ファンが多い会場だったけど(笑
バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲
シューベルト: ピアノ・ソナタ13番イ長調
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調
(休憩)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調
(アンコール)
シベリウス:樅の木
ショパン:24の前奏曲より第4番
リスト:慰め第3番
牛田さんの実直さというか真摯さが伝わる演奏
シューマンのソナタでは、前日の吉見さんと比べてみたりしながら、もっと聞いていたいと思った
ブラームスも聴きごたえあった
会場の麻生市民会館はアットホームな雰囲気で居心地が良いが、次回は音楽専用ホールでの牛田さんの演奏を聴きたいものだ。
吉見友貴さんのピアノを聴きに紀尾井ホールに行ってきた。
紀尾井明日への扉は紀尾井ホールがこれからの音楽界を担う演奏家をピックアップして送るシリーズ(三菱地所協賛)
2022年度は4名のリサイタルが企画されている。
紀尾井ホールは好きな会場のひとつで、久しぶりに紀尾井ホールに出かけられるのも嬉しかった。
吉見さんは現在米・ニューイングランド音楽院に留学中
留学やコロナ等もあって吉見さんのピアノは2020年7月以来?
ちょっと上から目線かもしれませんが、随所に留学の成果が感じられる公演でした。
以前からダイナミックさを感じる演奏でしたが、音に一層の厚みというか深みというか
観衆を大きな音楽の波でさらっていくような感じ
正に「明日への扉」
この先が楽しみになる可能性を多いに感じました
ヤナーチェク:霧の中で 第1曲~第4局
ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番変イ長調Op.110
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87から第15番変ニ長調
(休憩)
シューマン: 交響的練習曲Op.13
(アンコール)
ドビュッシー:前奏曲集第2巻から第12曲(花火)
ボルコム:グレイスフル・ゴースト・ラグ
後半のシューマンはこの日一番聞きごたえがありました。
ベートーヴェンの31番も良く聞くけど、吉見さんVerはまた違って素敵でした
会場は8割くらいの入り
列ごと空席があったのは残念だった
サントリーホール等と比べると年齢層が若く感じ、若手演奏家も駆けつけていた様子
そんな雰囲気を味わえたのも久しぶりで嬉しい
会場入りする前に新年の公演DMが送られてきて、もちろん迷うことなく購入しました。
ショパン・プロコフィエフ・ストラビンスキーと今回とは違った世界を見せてくれそうで非常に楽しみ
9月7日川口公演からスタートしたポーランド国立放送交響楽団の全国ツアー
合計11か所を回るツアーで全公演にピアノソリストとして角野隼斗さんが出演する
後半のプログラムによって
Aプロ ブラームス交響曲第1番
Bプロ ドヴォルザーク交響曲第9番新世界
角野さんは両プロともショパン ピアノ協奏曲第1番 を弾く
東京公演・神奈川公演と迷いましたが、私達は2日目サントリーホールでのAプロ公演に行ってきました。
久しぶりの海外オケ、ソリストは角野さんと大変楽しみな公演でしたが、会場に足を運ばれた方々も同様な気持ちだったようでホールは温かい雰囲気でした。
前日の川口公演で既に賞賛の口コミを多く目にしていましたが、本公演も緊張感溢れるというより、ファミリー的な温かさを感じる公演で、楽団と指揮者Mオルソップ、ソリスト角野さんとの相性の良さを終始感じました。
演目
バツェヴィチ オーケストラのための序曲
ショパン ピアノ協奏曲第1番
(ソリストアンコール ガーシュイン・スワニー)
(休憩)
ブラームス 交響曲第1番
(アンコール モニュシュコ:歌劇『ハルカ』第1幕マズルカ(1857)、第3幕高地の踊り(1857) )
オープニングのバツェヴィチとアンコールのモニュシュコはポーランドの作曲家だそうで、こういうプログラム選曲に出会えるのも海外オケ公演の楽しみのひとつですね。
指揮者 オルソップは小柄な女性ながら体全体を使った指揮でエネルギッシュでした。
聞きなれたショパンのピアコンも含め、全体的にお洒落な感じを受ける演奏
角野さんのオーケストラとの競演はラフマニノフ以来ですが、改めて角野さんの才能の奥深さを感じました。
ショパンのピアコンだけど、ちょっと違うような表情もあったり、それでもやっぱりショパンだと思ったり、感情が大きく揺り動かされました。
洒脱感あるソロリサイタルも素敵ですが、私は角野さんがオケと駆け引きを楽しむピアコンが好きだなぁ
本公演のプログラム(トップ画像)は有料(1500円)販売でした
多くのクラッシックコンサートは演目(更に演目の解説付き)が記載されたリーフレットが無料で配布されます。
今回の有料化の判断は海外オーケストラだからなのか、人気者角野さんが出演だからか、、、
有料パンフはこれから主流になっていくのでしょうか?
はたまたペーパーレスでQRコード読取になるのかな?
公演の記念にならプログラム(冊子)で欲しいですよね。
今年10年目となる調布国際音楽祭2022が6月26日まで開催中
昨年のショパン国際ピアノコンクールで4位(2大会連続のファイナリスト)の小林愛実さんのリサイタルに行ってきた。
平日午後2時開演にも関わらず、チケットは完売
私達も一般発売と同時に購入したが1階席の後方席だった。
場所は調布市グリーンホール大ホール
ちょっと年季の入った「市民会館風」ホールだが、小林さんの演奏が会場の条件など忘れさせるくらい素晴らしかった
ちょっと年季の入った「市民会館風」ホールだが、小林さんの演奏が会場の条件など忘れさせるくらい素晴らしかった
J.S.バッハ パルティータ第2番 ハ短調BWV826よりシンフォニア
シューベルト ピアノ・ソナタ第19番D958
(休憩20分)
ショパン 24の前奏曲 作品28
(アンコール)
ショパン ワルツ5番 作品42
シューマン アラベスク 作品18
ショパン 幻想即興曲 作品66
前半のバッハとシューベルトも素敵だったけど、やはり後半のショパン24の前奏曲に圧倒されました。
演奏する姿がオーラで包まれていて、光り輝いていた♪
心地よい音が次々の色々な世界を見せてくれている感じ
ショパンコンクールでも高い評価だったという24の前奏曲
熟成度というか小林色というか、知っている曲だけど新しい曲のようにも感じさせる小林さんの作品だった。
衣装は多分ショパンコンクールのファイナルでお召しになっていた着物生地のドレスではないかと・・・
アンコール3曲は聞く方も肩の力が抜けて、会場の雰囲気も柔らかくなっていった。
その体力にも感服しました。
小林さんのご挨拶はなかったけど、アンコール3曲目の後の表情が公演を楽しんでいらっしゃるようで、こちらも嬉しかった。
会場には駐車場がなく、近くの「文化会館たづくり駐車場」を利用するようHPで案内されている
入場時検温とアルコール消毒、公演中はマスク着用
規制退場(分散退場)だったけど、アナウンスを待たずして席を立つ人多し。(だったらアンコール前に帰れば・・・と思ってしまう)
ピアニスト反田恭平さんのファンクラブは昇華して現在はSolistiadeという音楽サロンとして活動、様々な音楽家との交流の場所をも提供している。
Solistiade主催として会員限定のコンサートが先週開催された
場所はサントリーホール
ホール入口の公演の案内が「関係者のみ、Private Concert」
抽選申し込みのチケットは全て外れて諦めていたが追加公演の追加募集(先着順)でなんとか行くことができた。
前半の目玉企画は「JNOを振ってみる!」
選ばれたファン6人が指揮者としてJNOと共演するというもので、ステージに上がった方々の堂々とした振舞いに関心するとともに、個性が演奏に現れるのを感じることができた良企画だった。
その後反田さんのソロ3曲で休憩へ・・・と思ったところで、ゲストの務川慧悟さんが登場
2人の仲の良さを感じるトーク後、連弾を披露
休憩が8時20分過ぎからという、ファンサービスしすぎでは?と思うほど。
後半は反田さん指揮、務川さんソロ、演奏JNOのシューマンピアノ協奏曲
この日はステージ裏側の席は開放せず、正面とサイドの席だけ
満席といってもいい客入りでした。
ファン限定のコンサートだったこともあり、会場は終始温かなファミリー感溢れる雰囲気に包まれていました。
終演が9時半近く、分散退場の規制もありました。
(演目)
モーツァルト 歌劇「魔笛」より序曲
「JNOを振ってみる」: ブラームス ハンガリー舞曲第5番より
モーツァルト アイネクライネナハトムジークより
ピアノソロ 反田恭平 ショパン
マズルカ風ロンド ヘ長調
ラルゴ 変ホ長調
ポロネーズ第6番 変イ長調
ピアノ連弾 反田恭平・務川慧悟 ブラームス
ハンガリー舞曲 第1番、第2番、第5番
(休憩20分)
シューマン ピアノ協奏曲イ短調作品54 ソリスト務川慧悟
(ソリストアンコール)
バッハ フランス組曲第5番より ジーグ
途中のトークでは、
2日前にウィーンから帰国(翌日から2夜連続のコンサート!)
ウィーンでは指揮の勉強をしてきたこと
オープンニングの魔笛序曲は奈良の新コンサートホールのこけら落とし公演で演奏したいと思っていること
務川さんからはサントリーホールでの共演は5年先くらいと思っていたが早くに実現できて嬉しいと
今後のコンサート予定もパンフに記載され、その宣伝もチラリ
行きたいけどチケット取りが大変、とみんな思ったはず
パンフと一緒にオケのメンバーの配席表もという心配りも流石だなと思いました。
JNO(Japan National Orchestra)は反田さんが同年代の演奏家に声掛けで結成されたオケですが、最近では参加希望者が増えて・・・とTV番組で話していましたね。
今回の企画も素晴らしかったですし、次になにを仕掛けるかプロデューサーとしての反田さんにも興味がつきません。
川崎市のスポーツ・文化総合センター カルッツかわさきでクラシックコンサートを聴いてきました。
演奏会名が「気鋭のマエストロと新時代のピアニストが描く 魅惑のラフマニノフ!」
新時代のピアニストとは角野隼斗
気鋭のマエストロ 水戸博之 と神奈川フィルハーモニー管弦楽団との共演
ラフマニノフと聞いて、直ぐにチケットを手配したけど、2階席しか入手できなかった。
2列目だったからステージ全体が見渡せてよかったし、角野さんの顔は見えないけど指の動きが良く見える位置だった。
グリンカ: 歌劇「ルスランとリュドミラ」より序曲
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43 ソリスト角野隼斗
(休憩20分)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番Op.18 ソリスト角野隼斗
(ソリストアンコール) 花は咲く
久しぶりにラフマニノフを堪能しました。
パガニーニもピアコンも角野さん最高!
凄く心地よかった
前半のパガニーニで盛り上がった気分は後半のピアコンで更に増幅された感じ
角野さんとオケのやりとりが絶妙で、どんどん引き込まれていきました。
もう一度聴く機会があったらもちろんだし、今度はラフマニノフの3番も聴いてみたい。
会場全体が満足感、高揚感でじわーと温かい空気に包まれていました。
最近(コロナ禍もあって)リサイタル形式の公演を選んでいたけど、オーケストラもやはりいいですね。
会場のカルッツかわさきも良い会場でした。
隣・前後の席の距離も程よく、2階席からの眺めも良かった。
通路がやや狭い感じ
あと館内にはカフェはなく自動販売機で飲料が販売されていました。
入場制限があったと思うし、ところどころまとまって空席があったけど、8ー9割の入りで女性客が多かった
素敵な企画のコンサートでした。