side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

警視庁SM班III スリーパー 富樫倫太郎

2022年07月20日 | 書籍・雑誌

****ご注意!!!一部ネタバレの可能性があります!****


個性の強いメンバーと猟奇的な事件が続いた前2作
富樫倫太郎の新シリーズだと楽しみにしていたものの、第3作目までは暫く間が空いてしまった
間が空きすぎて、登場人物のおさらいが必要なくらい

警視庁SM班のメンバーは同じ
事件は新たに新宿で起こった殺人事件
2大犯罪組織の構成員が相次いで殺され報復合戦かと思われたが、山田太郎という一人の殺し屋の復讐だった。
犯罪組織がもはやヤクザではないというのが今風だし、面子や相手を出し抜く算段をするのはいずこも同じ

殺人者 山田太郎(勿論偽名)の父親はスリーパーと呼ばれた伝説の殺人請負人だった
山田太郎の無敵ぶりがあり得ないし、闘争シーンなどは荒唐無稽ではあるがエンタメだからと、テンポよく読み進められる

前2作とは全くの別事件なのだが、SM班だけでなく周辺人物も再登場したりしている。
本作も第4作へ続くような終わり方
ならば余り間を開けずに次作をお願いしたいところ。

今回は富樫作品でやはり個性派集団のSROも同時期に発売されたので、振り返ると話がやや混乱してしまう。


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