*****ご注意!!!ネタバレの可能性があります*****
木村拓哉・長澤まさみ主演のマスカレードナイトを観てきた
場所はご近所のテラスモール湘南内109シネマ
席はひとつ開けて販売していて、座席には明確に使用不可の貼紙がしてあった。
マスカレードナイトは先週金曜日公開だが、この日の最終回は半分くらいの席の埋まりだった。
前作 マスカレードホテルが直前に地上波で放映されたが、前作の世界観を維持している。
ホテルの非日常を楽しむ宿泊客の煌びやかさと反面様々な客の要望に苦労するホテル側の奮闘ぶりが描かれている
ここに警察の捜査が入り、さらに話はややこしくなってくる。
原作はクリスマス翌日にから大晦日までの期間があったが、映画では大晦日当日の一日に。
原作の大筋はカバーされていて、上手く脚本を作り上げた感じ
キャストは秀逸
一方で、原作のエピソードが全て描かれないのは仕方ないとしても、エピソードが中途半端に描かれてしまった箇所があったのも否めない。
コンシェルジュとなった山岸に無理難題を発注する日下部への対応も、原作の鮮やかさが霞んでしまった感は残念。
プロポーズのディナーの花の道など原作を未読の人はただ日下部が我儘なやっかいな客の印象が残るだけではないかと思った。
さらに言えば、今回の事件そのもの掘り起こしもほとんどない。
ホテル内での新たな事件を防ぎ犯人逮捕とはなり、事件解決となったが、実際発端の殺人事件がどんな事件だったのか、何故ホテルが事件の舞台になったのか、原作未読者は映画から推測するのはかなり難しいのではと思った。