*****ご注意!一部ネタバレの可能性があります*****
サックスで世界一のジャズマンを目指す宮本大を描いた漫画BlueGiant
現在も小学館ビックコミックで連載は続いていていよいよ大がジャズの本場アメリカNew Yorkに挑戦しています。
昨年は映画化もされました。
本作はBlueGiantのスピンオフとも言えるピアノマンの沢辺雪祈を主人公としたストーリー
コミック・映画の仙台・東京編を雪祈の視点から語っています。
加えて雪祈の幼少時代のピアノとの出会い、ジャズとの出会いも描かれています。
宮本大と出会ってから「SoBlue」のステージに挑戦するまでの過程はコミックと映画を別角度で追っています。
私はコミックは未読ですが、映画は見ているので、ストーリーはすんなり入ってきました。
ジャズ演奏の場面は音が飛び出てくるのではと思うほどイメージが湧きやすく、作家の熱量が伝わります。
読みやすい、テンポの良い文章なので、コミック・映画を知らなくても楽しめるとは思います。
作者の南波永人はNumber8としてコミック連載担当編集者だったが、単行本9巻以降編集者ではなく原作・脚本として携わっている(wikipediaによる)
2023年3月4日初版第一刷
挿画 石塚真一/出月景
ブックデザイン 新井隼也/ベイブリッジ
ソフトカバー