*****ご注意!一部ネタバレの可能性があります!*****
今週のニュースで 吉田修一の「国宝」が映画化されることが流れた
主演は吉沢亮
稀代の女形歌舞伎役者の生き様を描く国宝
前半の青春篇では長崎のヤクザの家に生まれた喜久雄が家・家族・地元を捨て歌舞伎の世界へ入るため大阪へ。
お世話になった歌舞伎役者の家では跡を継ぐべく長男俊介がいたが、喜久雄の実力はいつしか俊介を凌ぐものとなり、俊介は失踪
前途洋々と思われた喜久雄も師匠の死で後ろ盾がなくなり、役がこなくなり、生活も荒れていく
大好きな歌舞伎の世界が舞台
知らない世界なので関心高く興味深く、なにより登場人物が魅力的ながら不安定でワクワクハラハラと読み進めた
喜久雄はこのまま転落し不幸・不運が続き、歌舞伎役者として大成しないなかと終盤は暗い気持ちになる。
そんな折、失踪していた俊介と再会するところで上巻は終わる。
波乱万丈・人生の過酷さなどに感情が追い付かず、下巻がなかなか手にとれないまま今日に至る。
そんな中での映画化のニュース
吉沢亮が主人公喜久雄とはピッタリの配役と納得
彼ほどの綺麗な顔立ちは女形の化粧をしたら、どんな世界を見せてくれるのだろうと今から楽しみで仕方ない。
複数の吉田修一作品を映画化している李相日監督が本作の映画化の決め手は「吉沢亮の存在」と語ったそう。
2025年公開予定だが、今から期待しかない。
早く下巻も読まなきゃ