*****ご注意!!一部ネタバレの可能性があります。*****
琥珀の闇 警視庁文書捜査官(9) (角川文庫) [ 麻見 和史 ]
文字フェチの捜査官 鳴海理沙が主人公の文書捜査官シリーズ
謎めいた文書が投げ込まれたことから、その文書を解明すべく捜査に投入された鳴海たち
文書を解明する前に第2の事件が起こってしまう。
文字に関連した事項から事件を解決していく、という特殊性からシリーズが進むにつれてなかなかに事件設定が難しいと思う
今回も犯人が犯行動機となる別事件を警察に知ってほしいとの欲求から警察に挑戦状を送る形になっている
犯人との知恵比べ、という背景になってしまうのは仕方がないか。
並行して文書捜査班の存続を危うくする、ライバル捜査チームが発足するストーリーも既視感があって、物足りなく感じてしまった。