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以前の記事で、Lennyさんに教えて戴いた弦「Wyres」を試してみました。私は全く知識
が無かったのですが、ハンドメイドにこだわり、プロではピエール・ベンスーザンや南澤
大介のシグネチヤーモデルが出ているのですね。
今回試してみたのは、「Handmade Phosphor」と銘打たれたTP1254です。
ゲージは明記されていないのですが、各弦の太さからみて、LIGHTでしょう。
因みに、MartinのLIGHTゲージと比較してみると。。。
1st・・・Martin(.012)=Wyres(.012)
2nd・・・Martin(.016)=Wyres(.016)
3rd・・・Martin(.025)>Wyres(.024)
4th・・・Martin(.032)<Wyres(.034)
5th・・・Martin(.042)<Wyres(.044)
6th・・・Martin(.054)=Wyres(.054)
ちょっと変わってますよね。因みに、南澤大介氏のシグネチャーモデルでは、1/2/6弦
がMIDIUM、3/4/5弦がLIGHTという特殊な組合せ。1/2弦はメロ対応、6弦は変則チ
ューニングを意識してのことだそうで、、、なるほど、勉強になりました。
さて、弦の固さですが、弦を張ったところの印象は、全体的に柔らかめです。3弦は
細いものの固さを感じますが、これは他のどのセットでも同じ傾向でしょう。4~5弦
が太いのですが、何と言いますか、しなやかですよ。
音ですが、私の感想ですが、あまりキラキラせず、特に高音弦ではマイルドな印象を
受けました。やわらかい素朴な感じの音でいいと思います。
ちょっと気になった点ですが、特に巻弦で、見た目が白くなるほど何かが塗布されて
いて、弦を張ってるそばから、白い粉が指板に落ちるのです。この弦はP.T.F.E.コー
ティング弦ですが、非常に薄いコーティングが特徴とのことなので、この白いのが、
まさかテフロンとは思いませんが、あまり気持ちの良いものではありません。
値段ですが、やはりコーティング弦なので高いですね。1,260円也。Matin MARQUIS
の2倍もします。その分、確かに長寿命ではありますが。。。
ということで、全体的には好印象です。ミーハーな私は、次は南澤氏のモデルを使っ
てみたくなりました。腰の定まらない私です。
Toshi