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旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

指で速弾き ~Moontanへの道~

2016-05-01 21:15:27 | ギターな日々
葉山・南郷上山公園(クリックで拡大)

さて、Moontanへの道、前回の「クラギだってライトハンド奏法」に続き、今回は、速弾き部分について、書いてみようと思います。
さて、前回も書きました「演奏上のポイント」を改めて。。。

全体感~3拍子で進むテーマの軽快感と、全体のテンポ、動と静の表現
静 ~ 幻想的なアルペジオ(曲中、エンディング)
動 ~ ライトハンド奏法
動 ~ 速弾き
静→動、動→静への切り替え、表現
動 ~ エンディングのラスゲアード

で、今日は④。
フィンガーピッキングによる速弾き・・・

前回、ロックギターの専売ではないんだ!と書いたライトハンド奏法ですが、そのライトハンドのリフと、オブリガードの掛け合いの中で、速弾きフレーズが登場します。
楽譜では、一つ目が114小節目(PartⅠとします)、二つ目が116小節目(PartⅡとします)に出てきます。

速弾き周辺(クリックで拡大)

速弾きPartⅠ(クリックで拡大)

上の写真は、PartⅠ・114小節目の拡大です。
指で速弾きがテーマなので右手の話なのですが、ここは左手の話も少し。。
1つ手前の113小節目はライトハンド奏法、しかもセーハのままスライドで5fにきますので、114小節目の1拍目は1指セーハの状態。
なので、2拍目の1弦ラは、セーハのまま3指で、2弦ファは2指で、3弦ドはセーハの1指で、これは楽譜通り。
で、問題は次なのですが、1弦開放レ~1弦ソへ4指でスラーなんですが、、、ここからは、同じコードフォームのまま3f⇒1fと、5拍目のスラーを利用しつつ、ポジションチェンジすれば楽じゃないですか?

こんな感じですかね?
左→右へ(クリックで拡大)
(ピントが来てませんね。すみません。苦笑)

師匠に相談したところ、セオリーとしては「やはりフォーム一発コード押さえ」ではなく、一音一音押弦する、とのこと。。
「えーっ、そうなんだ。恐るべしクラシックギターのせかいぃぃっ」って感じですが、「でも、難しければコードフォーム一発で押弦してもOk」、と言って貰えたので、そうしました。(笑)
つまり、最初のスラーを小指でハンマリングするところから、コードフォーム一発で3音同時に押さえています。
相変わらず易きに流れる私です。(笑)


さて、ようやく右手。今回のテーマ、速弾きです。
師匠曰く、『速弾きの基本は同じ指を使わないこと』、なんだそう。。。
じゃあ、i指m指の交互弾きか、、と言うと、このPartⅠは前述のコードフォームで1弦~3弦を行ったり来たりするので、それは実は難しい。返って、スラー混じりの速弾きなので、1弦a指、2弦m指、3弦i指と割り当てて3本指で弾くのが簡単そうです。あとは練習あるのみ、、、と練習してみるのですが、なかなかスピードが上がらない。
で、苦しい時の師匠頼み。。。
師匠曰く、「親指を使ってみたらどう?」と親指を奨めてきた。つまり、1弦m指、2弦i指、3弦p指と割り当てて弾く訳です。
「おぉ~」。。。
これは慣れが必要だし、親指の音を綺麗に出すと言うかim指とp指で音のツブを揃えるのは、なかなか難しいと思いますが、確かに指は速く廻りますよ!さすが師匠!!これで練習を続けようと思います。


速弾きPartⅡ(クリックで拡大)

PartⅡです。
これはロックギターのようなフレーズ、実にクール!!
このフレーズの指使いは、色々ありそうです。3本、im指交互、或いはそれらのハイブリッドとか。。。
セオリーはあくまで『速弾きの基本は同じ指を使わないこと』ですから。。
で、私は、最初はそのハイブリッドで練習していたのですが、やはりスピードが上がっていかない。
で、結局は、PartⅠと同じく1弦m指、2弦i指、3弦p指の3本で弾くことにしました。


ということで、今回のキーワードは「親指」でした。これは人によって違うと思いますので、あくまでもご参考まで。
私はこれで頑張って練習します!
でも、これって毎日やらないとだめでしょうねぇ。指グセが目標。。。だって、木村大氏の速弾きは尋常じゃないですよ。ちょ~速い、しかもキレイに音が出てる。ため息。。。(笑)

でも、自分のスピードでやることが大事なのでしょうね。この部分だけで曲全体の完成度が決まる訳ではないですから。。。この速弾きパートは、ライトハンド奏法の中の掛け合い、あくまでも流れ!
あくまで流れに乗って、そして曲全体で勝負ですね。

引続き、練習です。Moontanは一日にして成らず。

Toshi

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