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旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

[My Favorite] Carinhoso - Pixinguinha

2019-05-05 11:04:08 | CD Review / My Favorite

葉山・葉山小学校前の歩道橋にて

ついに令和になりましたね!
前回が正月だったので、本当に久しぶりの更新になってしまいましたが、元気に過ごしています。
と言うか、これがまた仕事が究極的に忙しい時期(プロジェクト中)でして、実は昨年の秋以降、レッスンにも満足に行けない状況が続いてまして、ついに今年4月の発表会は出場見送りという事態になった次第。。。(涙)
まあ、仕方ありません。で、忙しいながらも合間を見つけては練習してます。

今、取り組み始めてる曲は、記事タイトル通り「Carinhoso」。カリニョーゾと読みます。
 以前アップした「Valse des loges」同様、今回もディアンスのYoutubeミックスリストを片っ端から聴いた中から選びました。本当にディアンスにハマってます!
この曲、どこか懐かしい、ノスタルジックな気分になるシンプルな出だしと、それに続く美しく切ないメロディライン、そしてディアンスならではの抑揚、盛り上げに思わず「これ弾いてみたい」と。(笑)
で、この曲。。。
調べてみるととんでもない曲でした。私ごときが弾いてみたいなどと、呑気に言うのも憚られるもの。(爆)
作曲者のPixinguinha(ピシンギーニャ、1897~1973)は、「ブラジルポピュラー音楽の父」と呼ばれる程のミュージシャンだそうで、その代表作にあたるに留まらず、ブラジルを代表する1曲で、第2の国歌とまで言われてるらしい。
音楽のジャンル的には、ショーロの名曲ということだそうだ。
 昨年の発表会で演った「Felicidade(フェリシダージ)」は、アントニオ・カルロス・ジョビンによるボサノヴァの名曲を巨匠ディアンスがソロギターにアレンジしたものでしたが、この曲もショーロの名曲をディアンスがソロギターにアレンジしたものでした。
これは、ディアンス自身のブラジル音楽に対するリスペクトなのでしょう。私もディアンスを通して、ブラジル音楽の入口に立った、というところでしょうか。。。サンバ、ショーロ、ボサノヴァ・・・ブラジル音楽凄くないすか!?
もっと色々聞いてみたいと感じている今日この頃です。

何はともあれ聴いてみましょう。
まずは、きっかけとなったディアンスの演奏。

Roland Dyens: Carinhoso - Pixinguinha



ボサノヴァの神、ジョアン・ジルベルトも歌ってます。
Joao Gilberto - Carinhoso



マリーザ・モンチによる歌唱。
Carinhoso (Pixinguinha/Braguinha)

このギタリストは、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ氏。最後の方でマリーザ・モンチに合わせて歌っていますが、ブラジルのサンビスタなんだそう。洗練されたハーモニーと柔らかく優しい歌声で知られてるのだそうです。他の楽曲も聴いてみたいです。それにしても、ギターの音圧がすごくないですか。羨ましいなあ。。。
【2021/01追記】このパウリーニョ・ダ・ヴィオラ氏、実はスゴイ人だったのですね。2016リオ五輪開会式で、ブラジル国家を歌唱したその人!国家もショーロ風にアレンジされていたとのこと。ブラジルにとって、ショーロやサンバというのは心なんですね。

リタ・ペイスと、Joan Chamorro のコンボによる演奏。
CARINHOSO RITA PAYES ELISABETH ROMA JOAN CHAMORRO JO KRAUSE


どれも、自分なりの解釈で情感たっぷりに演奏されてますね!素晴らしい。

さて、またまた無謀な挑戦になるのでしょうか。。。(いつもといっしょやないか。爆)
偉大な曲だけに、やりがいもひとしお!
カリニョーゾへの道、がんばります。

Toshi



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