集改センターの第139回 スキルアップセミナー 報 告です。
開催日:2016年(平成28年)6月1日(水)
テーマ:「進化した業務パッケージソフトのご紹介」
講 師:㈱ 内田洋行ITソリューションズ(集改センター賛助会員)
◎マンション管理会社が使う管理ソフトは、組合会計業務からフロント業務へと、管理組合の様々な情報を一元管理できるうに進化しています。
また、建設業における管理ソフトは、早期の個別工事原価の把握や、事務の正確性・効率性の実現に向け、こちらも大きく進化しております。業界トップシェアを誇る内田洋行ITSのソフト内容を理解し、今後期待される管理ソフトを議論する。
<セミナー概要>
■マンション管理会社向け「Usolia マンション21組合会計、フロントシステム」とは。
稼働中ユーザー170社を超え、全国トップシェアを誇る「マンション管理業向けシステム」。
マンション管理組合の業務では、
「管理組合の会計」では管理費等の収納、支払い、月次報告、未収(滞納)管理、決算書作成等。「フロント業務」では年間業務のスケジュール管理、実施報告、修繕の企画・調整、入退去、理事会・総会の運営、修繕履歴の管理等が思い浮かぶことでしょう。
会計業務は、本部の事務社員が専門に行っているが、多数のマンションを担当しているフロント社員は、並行する仕事に優先順位を付け処理しているのではないか。急ぎでない仕事がいつまでも放置され、挙句の果てには、仕事を失念してしまうことがあります。
フロントの「対応が遅い」とか「してくれない」等、理事長の声を聞きます。
管理会社は「フロントまかせ」になっていないか、管理職は各マンション管理業務の「スケジュールとその進捗管理」ができているか、現場の「指導・フォロー」ができているか。これに応えてくれるのが「マンション管理業向けシステム」ということが分かりました。
■建設業向けシステム「Usolia 建設業 ERPシステム(PROCES.S)」とは。
大規模修繕の工事会社の原価管理はどうしているのでしょうか。業務完了後に「儲かった」「足が出た」など、この様なお粗末なことは無いとは思いますが、原価管理はどれだけリアルタイムに管理できているかが企業の収益向上につながります。
マンションの診断・調査に出向いた場合、写真とメモを持って帰り、事務所で報告書の作成が行われているのがA社。現場調査をその場でデータ入力し、クラウドサービスを使ってアップロード。報告書が現場で作れてしまうB社は、会社での事務仕事が大幅に削減し、現場をフォローする事務社員も削減できている。両者の利益率の差がつくのは明白です。
~ 次 回 開 催予 告 ~
■第140回スキルアップセミナー 2016年7月6日(水)午後3時から
テーマ:「タイル張り外壁における施工技術&施工不良」
~劣化診断と補修工事の選定~
講 師:コニシ株式会社(NPO集改センタ一賛助会員)
近年、タイル張り外壁での不具合(タイル落下、浮き、膨れ等)が多いようです。タイル張りの施工・補修方法を学び、タイル外壁の長所・短所を知る。