奈良の最低気温は15.8℃と明けていた窓を閉めたいぐらいの秋らしい朝です。
夜になれば寒冷前線の通過で雨が降り、一気に季節が進むらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/b0/e3e20f8b17d6d1245c4469ba31fad699.jpg)
明日は「神嘗祭・かんなめさい」、宮中ではその年に収穫された新穀(初穂)を
天照大神に奉げる感謝祭として旧暦9月17日からひと月遅れで行われる。
神宮(伊勢神宮)でも「神宮のお正月」として一番大切なお祭りになります。
一月後の11月23日は宮中祭祀の中で一番重要な 「新嘗祭・にいなめさい」で
その年に収穫された新穀などをすべての天神地祇に供えられ、五穀豊穣を感謝
する奉告をされ、これらを神からの賜りものとして自らも食される儀式です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/0b/9c44ad33b58f06f295000f3823899cb4.jpg)
小庭では咲く花が少なくなり、遅咲きの「ホトトギス・杜鵑草」は今が盛り、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/11/83af731d314a16091f0070f976a6dcdc.jpg)
早咲ホトトギスや、フジバカマ、キキョウ、シュウカイドウ、ミズヒキ、
ヤナギタデはほぼ終わりかけ、そして早咲きの西王母椿も9月初旬から咲いて
おり、11月から茶花として活けられるのに、盛りが過ぎたようで落下盛んに。
残る蕾は少なそうで、困ったことになりそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/34/d2bd9f5198fa9ee6554b3b5058f7a939.jpg)
反対に明日以降の初冬のような気候を迎えるのにふさわしい黄色い花、
キク科の『ツワブキ・石蕗、艶蕗』、9月末から花茎を伸ばし、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/a4/d8c5aa056661450d7ee2da48b38d6e62.jpg)
今朝見ると、蕾がほころんで咲き出している。
花言葉は、日陰で奥ゆかしく咲くことから「謙譲」「困難に負けない」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/fd/625ef5368542c0ede9388f4be5e808d0.jpg)
ツワブキは丈夫で病害虫の発生はほぼなく、日陰にも耐えることから日本庭園
や寺院などで広く用いられている。
日本原産で、本来は中部以西の海岸沿いの岩場や林の縁などに自生する。
イソブキ、ヤマブキ、ツワ、ツワナ、ツバ、ツヤなどの地方名があり、
一部で食用にも利用される。
和名「ツワブキ」の由来は葉が蕗(フキ)に似て、つやがあることから艶葉蕗
(つやはぶき)が転訛したことや、葉が厚いことから厚葉蕗(あつはぶき)が転訛
したという説もあるようだ。
漢字で石蕗とは、岩や石などの間に生えていることに因んでいるとされる。