深夜の0.5℃が最低気温で今朝は曇り空だったが、午前10時過ぎに春の陽射し
が戻れば、昼前にはサンルームからの暖気が居間に取り込むと暖房をオフ。
風がないので農作業には良い天気、小庭の小畑、残った大根数本を地中へ。
そして葉物野菜の残渣を片付けて畝を耕せば、小一時間なのに汗が出るほど。
でも今日の奈良の最高気温は8.6℃、来週には暖かくなりそう。
12時半、7.2℃、56%
今日は「風生忌」、俳人「富安風生」の1979年の忌日、享年94歳。三河出身
本名は謙次、高浜虚子に師事し、逓信省に勤めながら俳誌「若葉」を主宰。
温和な作風で知られ、師の虚子は風生の句を「中正・温雅」とし「穏健・妥当
な叙法」と評した。
三河出身で、こんな句も「家康公逃げ廻りたる冬田打つ」
春の句の代表句には「みちのくの伊達の郡の春田かな」
我には「古稀といふ春風にをる齢かな」
「生くることやうやく楽し老の春」
こうなりたいが・・・
そして今日2月22日は「猫の日」「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」の語呂合せ
NHKBSpより
風生は猫で1934年に「何もかも知つてをるなり竈猫」を詠む。
この「竈猫(かまどねこ)」とは、寒い冬などに炬燵の中にもぐったり竈の中に、
入ったりして灰だらけ(灰まみれ)を意味し、別に「へっついねこ」とも。
この「竈猫」は風生の造語とされ、この句が虚子が認めたことで「竈猫」が
新季語になっている。
実は、1926年の宮沢賢治の童話『猫の事務所』で主人公は灰だらけの竈猫
(かまねこ)が登場しており、寒い東北には多くいたようですね。
時系列的に、多分このことを知っていたのではと・・・。
偕成社作:宮沢賢治、絵:黒井健
なお偕成社、日本の童話名作選「猫の事務所」は、小学校中学年からで、
1995年に日本図書館協会選定図書と全国学校図書館協議会・選定図書に
指定されている。