カメラを片手に

「依水園」で茶室見学と、一足早く「ひなまつり」も

今朝の奈良は-2.5℃とシーズン最低を記録したが、曇りがちで日差しも弱い。
昨日の最高気温は5℃台で北風も吹きつけ寒かったが、今日は風がなく8.5℃台に
上がり、平年並みに。13時

昨日は朝から東大寺の西側にある『依水園』へ。というのも冬の定番となった
市内各社寺などで開催されていた第7回の珠光茶会にあわせて、依水園でも
「お茶室見学会」が3000円で2月5日から9日まで一日午前午後、計10回開催された。


最終日に行くつもりの連れ合い、急用のため私めがピンチヒッターで行く次第。
かなり昔に訪れた記憶しかない。
なお茶室の写真はSNSには掲載不可です。残念

奈良県知事公舎前から、花火打ち上げ場の若草山一重丘頂上付近の芝生だけが
山焼きから逃れている。


右隣の「吉城園」とは吉城川(この川で奈良晒のさらし場)で分けられ




入り口を入ると




右手に、一番初めに建てられた萱吹き屋根の「三秀亭」、現在は食事処となる。
奈良晒の御用商人「清須美道清」の別亭として「挺秀軒」とともに建てられた。


三秀亭の由来は、ここから若草山、御蓋山と高円山の三山が見えたことから。
その後茶室が建てられ、現在は見えなくなっている。
清秀庵側からの前園は江戸時代前期の池泉回遊式の日本庭園で、池の中に亀の
甲羅を模した石垣がある亀島と鶴の首を模した松の木がある鶴島が配置される。


左手に寧楽美術館、屋根瓦の丸さも若草山を連想させる。


受付を済ませ、招き入れられたのは、明治時代の実業家・関藤次郎、裏千家茶道を
愉しむ目的で建てられた建物と築山の池泉式回遊庭園です。
初めに招き入れられたのはツボツボ引手のある「清秀庵」、6畳台目と
4畳半台目の二室、天井は新薬師寺古材と???

待合として「挺秀軒」を利用されており、


迎え門(中門)を通り路地には入ると松葉が敷き詰められている。


清秀亭の4畳半へ、裏千家12代又妙斎「又隠」の写しとして指導されている。
躙り口と駆け込み天井が・・・広く見せるための楊枝柱も印象的でした。
パンフより



渡り廊下を通り「氷心亭」、屋根の上には鳥よけのアワビの貝殻が




南側には大炉が切られた8畳間、新薬師寺の古材がふんだんに使われている。


そして東側には12畳、そして縁側からの眺望は「後園」と呼ばれ、明治時代



そして東北に3畳台目の小間があり、眺望を独り占めできます。
水車小屋、そして後ろに東大寺南大門が・・・若草山・春日奥山・御蓋山までも


その横に「柳生堂」、柳生・芳徳寺のお堂を移築されております。
突然雪が降り出し、あわてて引き返しました。

そして2月12日から3月2日まで展示される「ひなまつり」も見せて頂けました。
「曲水の宴」を再現した平飾りの雛人形は明治40年、丸平大木人形店製でと、
孫娘のための稚児雛五段飾りが公開に。




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