カメラを片手に

反田恭平と読響をフェスティバルホールで

降りそうで降らない曇り空、最低気温は23.7℃とじとじと感が先立つ。
気象庁のナウキャストでは周りの地域ではオレンジ色のスポットもあるのに、
この辺りは時折陽差しもでて、気温は11時には30度を越えている。
      11時、30.7℃、67%

今日は6月と12月の晦日に、天下万民の罪穢つみけがれを祓い清める神事
大祓」が行われ、6月の大祓いを「夏越の祓」で茅の輪くぐりが行われる。
大神神社HPによれば、午後3時祈祷殿前 斎庭で行われる。
"茅の輪の由来は蘇民将来という人が武塔神(むとうのかみ)の教えに従って、
 茅(ちがや)で作った輪を身につけたところ疫病からの災厄を免れた故事に
 よるものです。"
当社では祈祷殿前に設置された茅の輪を、大祓の後で「みわの茅の輪神事」と
して古歌「水無月の 夏越しの祓 する人は 千歳の命 延ぶといふなり」
を唱えながら神職・参列者全員が茅の輪をくぐると。
なお祈祷殿前の「みわの茅の輪」は7月9日までです。
      大神神社(三輪明神)

昨夜の演奏会で一度は生で鑑賞したいと思っていたピアニスト「反田恭平」氏
フェスティバルホールでの読売日本交響楽団・第35回大阪定期演奏会で登場。
なお指揮はイギリスの俊英「アレクサンダー・ソティ」です。
プログラムは
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30〈生誕150年記念〉49分
・チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36    44分
      

21世紀のリストなのか 狂気と至芸、恐れを知らない大胆さと自在さ、言葉を
超えた圧倒的な感動体験をもたらす本能のピアニストと評される反田氏・・・

1994年生まれ、2021年10月の「ショパン国際コンクール」での2位受賞は、
51年ぶりの快挙として、今や一番切符の取れない音楽家と言われている。
 (7月18日フェスティバルホールでのピアノリサイタルは取れず)
2021年には日本初めて株式会社形式「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」
を奈良の地で設立され、新レーベル「NOVA record」も立ち上げ、実業家とし
ての活動にも手を広げられている。
2023年正月、幼馴染のピアニスト、ショパン4位の小林愛実と結婚妊娠を発表

満席のフェスティバルホール、7月18日26時06分から放映予定でTVカメラが
入り、異様に鎮まったホール。席は二階の右手奥しか残っていなかった。

楽団員に続き、コンサートマスターが拍手の中登場、調弦が終わり、盛大な
拍手の中ステージ上に現れた反田氏と、指揮の続き指揮のアレクサンダー・
ソティが現れ、指揮台に立たれて、静かに棒が下ろされた。
今年はラフマニノフ生誕150年記念、ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30、
オーケストラに導かれるように、ピアノがシンプルな第一主題が奏でられれば
もう虜に。そして華やかなカデンツァで心が揺さぶられた。
あっという間の40分、鋭いリズムと生命力にあふれた演奏でした。

アンコールは、グリーグの「トロルドハウゲンの婚礼の日 」
余韻を残した素晴らしい演奏でした。

拍手がなかなか止まず、楽団員が立ち上がりやっと休憩に
      ・・・・・・休憩15分・・・・・
      二階から一階を

後半は弦五部も増え、ピッコロも追加され大規模に。
チャイコフスキーの交響曲第4番 ヘ短調 作品36、
1876年末から手紙だけの付き合いで、莫大な経済的支援を受けたメック夫人
にあてて「我が最良の友に」献呈の辞が記されている。

運命の動機と称されるファンファーレの異様さと木管の第二主題が耳に残る。
第三楽章の終始ピチカットで奏でられる弦楽器も心が弾ける。最後は圧倒的な
力で倒されたかのようでした。
TVでは月一回聞いているが、実力のある素晴らしい演奏でした。

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