カメラを片手に

とんどの日

7時過ぎの日の出とともに最低気温-0.4℃を記録した奈良ですが、9時頃から
急激に気温が上昇し、午後2時前には14.0℃まで上がり、三月頃の陽気に。
午後二時、東の春日奥山はぼっと、原因はやはり黄砂とPM2.5らしい。
      14時

観測で黄砂は少なく、PM2.5が22μg/m3(環境範囲内35以下)とやや多いと。
春のような陽気は明日・明後日迄続くが、日曜日夕方以降は寒気で冬型に
逆戻りと予想されている。体調管理が大変ですね。

この暖かさで小庭に下りて、玉砂利を越え踏み石にまで茂り出したグランド
カバーの『タマリュウ・玉竜』を処分しようと、手に力を入れるがなかなか
株ごと取れない。しっかり根が一面に地面に入み、ほぐすように一株一株毎
取っているうち、ぽろんとラピスラズリのような青い実が落ち、踏み石の上
で弾んだ。(このことから弾み玉ともいうようだ)
一部は踏んづけたようで、白い実が現れていた。


タマリュウはユリ科(キジカクシ科)ジャノヒゲ属で、常緑多年草の植物、
深い緑色が美しく育てやすいため庭のグランドカバーとして重宝されており、
花言葉は、この常緑の葉から「変わらぬ思い」と
 
狭い小庭にもう一種、葉の長い『リュウノヒゲ・龍の髭』も青い実を。


葉が龍の髭のように長いことからで『リュウノヒゲ』とされるが、漢字では
「尉の鬚」と書かれ、ジョウノヒゲと読めば、葉の様子が蛇のように見える
ことから別名の「ジャノヒゲ・蛇の髭」、学名も和名と同じ「Ophiopogon」 
「Ophio」は「蛇」、「Pogon」は「髭」を意味している。
 東アジア原産のジャノヒゲ属、英語では「mondo grass」と。

俳句ではこの青い実を「三冬」の季語として『龍の玉』が用いられている。
龍の玉深く蔵すといふことを』高浜虚子

龍の玉こつんほんとのことを知る』 夏井いつき 

今日14日は、正月飾りや、鏡餅の飾りなどをとんど(歳徳)焼で燃やす日、
住む自治会では先日の日曜日に行われることを失念しており、残るは・・・
若草山焼の前に午後より、奈良公園・飛火野での『春日の大とんど』で
お焚き上げの受付があるのだが・・・ 
COVID-19もあり、申し訳ないが午後3時頃、
手を合わせた後可燃物だけをとり、火鉢の中で燃やすと火が昇り煙が上空へ
残った灰は小畑の中に漉き込んで終わりと。

なお春日の大とんどの後の『若草山焼き』は「Withコロナ」で規模縮小し
開催される予定で、三密を避けるためゲートは解放されません。そのため
若草山は立ち入り禁止になり、その模様がライブ配信されます。
日時は1月23日(土)、点火時間は18時~18時30分
今年も見れますように。

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