カメラを片手に

饅頭の始祖をお祭りする「林神社」へ

夜半からの雨は、午前中は小康状態で、湿度の多く、蒸し暑ささえ感じる。
最低気温は18℃で今日は24℃まで上がるらしく、夕方からまた雨が・・・。
7時 12時

漢國(かんごう)神社の梅木春興宮司さんのお話を伺い、4月21日に参拝に。
御本殿への参拝後、向かったのは本殿右側の『林(りん)神社』、
わが国で唯一の「饅頭のやしろ」です。
 

祭神は林浄因命(りんじょういん)は中国浙江省の人、林和靖(りんかせい)の
末裔で、貞和五年建仁寺龍山禅師が宋から帰朝時に随従して来朝された。
居を構えた奈良で、習い覚えた饅頭の中で、餡の入った饅頭を創始された。
こむぎのこで餡を包んだ蒸し物で、甘味はアマズラ(あまちゃ蔓)で、
奈良饅頭として人気を博し、全国津々浦々に行き渡ることに。

足利将軍も賞味して喜んで宮中に献上され、足利義政公より
「日本第一番本饅頭所」の看板を許された。
その後林家は京都烏丸三条の『北家』と奈良林小路の『南家』に分かれた。
江戸に移っても将軍家の御用を務め、明治からは宮内省御用となり、
現在の東京の塩瀬総本家が始祖より引き継いでいる。

昭和53年9月20日に社前拡張を機に紀州の「橘本(きつもと)神社」より御真影を賜り
菓祖神『田道間守命』を合祀され、饅頭・菓子の祖神の社になった。

わが国で唯一の「饅頭のやしろ」として林浄因命の命日の四月十九日に
例大祭が催されており、今年の様子をTVの画面からですが、紹介します。






北は北海道から南は沖縄のメーカーまでお供え物が・・・




お参りしたのは4月21日、4月19日の饅頭祭のテントがまだ張られたまま


お稽古に菓子を造っている連れ合いは、紅白上用饅頭の始祖が埋められた
「饅頭塚」にも御礼を申し上げなくてはなりませんね。

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