氷点下0.2度と平年並みの寒い朝、7時過ぎから上った太陽に照らされるが、
連れ合いを駅まで送る途中の北側の道路上は、一部白く凍り付いていた。
でも急速に上がる気温で小庭に残った雪は春の淡雪のように消え去りそう。
お昼過ぎには9.4℃迄上がった。
午前中の北側の小庭では、苔のベッドも消え去りそうな雪
マンリョウと残雪のコントラストが、少し遅かったようだ。
南側の小畑では、数日続いた氷点下で葉物野菜は少しダメージを受けている。
お昼過ぎの東の春日奥山の様子で、サンルームからの暖気が居間に押し寄せ
19℃台の室温となり、日差しで3時間ほどお昼寝ができそうなほどの暖かさ。
この暖かさは、明日・明後日と15℃ほどまで上がり、3月中旬の気候で・・・
でも一足早く春の迷惑な黄砂の飛来も予想されている。
13時
今日13日は「初虚空蔵」と呼ばれる一年で最初の縁日と。
奈良では奈良市の南東、虚空蔵山に平安初期創建の「弘仁寺」があり、
虚空の如く広大無辺の知恵と福徳を持ち、現在・未来の利益を授けて下さる
「虚空蔵菩薩・伝弘法大師作」が祀られ、記憶力増進の真言密教修法
「虚空蔵菩薩求聞待聡明法」いわゆる「求聞持法」ゆかりの古刹です。
(*なお弘仁寺のHP、行事予定には初虚空蔵の記載はない。)
また京都嵯峨の法輪寺で有名な『十三詣り』でも知られ、13歳(元服の年)に
なった男女に厄を払い、福徳知恵を授けてもらう旧暦3月13日の行事です。
我が子も中学受験で弘仁寺に4月13日の『十三詣り』に塾から連れて頂いき、
初めて知りました。
弘仁寺では昨年の十三詣りはCOVID-19で中止になっており、今年は?
現在HP上では要連絡の上、いつでもお越しくださいとアナウンスされている
「丑年」の今年は、本堂に紅白の手綱を付けた臥牛(約1m)が祀られている。
訳は「うし年・とら年」の守り本尊は『虚空蔵菩薩』といわれることからと。
丑年の今年、虚空蔵菩薩さまに会いに行かねばなりませんね。
奈良でお会いできる虚空蔵菩薩は・・・
・日本最古の虚空蔵菩薩は、奈良郡山の「額安寺」の乾漆虚空蔵菩薩半跏像
(奈良時代末・重文) だが、2016年より奈良国立博物館に寄託中で、今年は
奈良博の展示で会えるかもしれません。
・奈良斑鳩「法輪寺」の木造虚空蔵菩薩立像で7世紀?(重文)元は?
・奈良郡山・矢田寺塔頭北僧坊の虚空蔵菩薩半跏像 、6月に拝観可能
・奈良東大寺金堂内の大仏脇侍(左)・虚空蔵菩薩像(江戸時代 重文) 随時
今年は是非、全国各地におられる虚空蔵菩薩さまに会いに行きましょう。