カメラを片手に

菜の花忌で

雲間から朝日は出たものの、最低気温は3.1℃と冷え込まないが、晴れと予報
されていたのに、雲量が多く最高気温は9.7℃と上がらず。(14時現在)
      13時、8.5℃、50%

今日は「菜の花忌」、小説家「司馬遼太郎」の1996(平成8)年、72歳の忌日。
遼太郎が好きだった菜の花や『菜の花の沖』という長編小説に因む。
東大阪市の司馬遼太郎記念館、来館者の方全員に菜の花のプレゼントされ、
      旧宅前2019

       駐車場より2019

近鉄小坂駅や八戸ノ里駅から当館へのアクセスロード際には今年も、ボラン
ティアによる菜の花が飾られている。

         

ナノハナ・菜の花」は、アブラナ科アブラナ属二年生植物で、黄色い花の総
称とされ、現在は食用野菜の「アブラナ・油菜 」または明治以降植物油の原料
「セイヨウアブラナ」の別名となることが多い。
なお「ナタネ・菜種」は正式な植物名です。 

元は地中海沿岸地方が原産の雑草、農耕文化と共に移動し、漢代の中国に渡り
栽培作物となって多様な野菜を生みだされ、日本には弥生時代に中国から渡来
したと考えられている。

万葉集八巻 1421 尾張連
『春山の 開(さき)のををりに 春菜採(はるなつむ)
          妹が白紐(しらひも) 見らくしよしも』
奈良時代、春の息吹を伝える色々な若い菜を摘んで、滋養として食られた。

江戸時代には「胡菜(こさい)」または「蕓薹(うんだい)」と呼ばれている。

花は茎先に総状花序に付き、1.5cm程の黄色の4弁花、萼片も4枚あり、雌蕊は
1本で、雄蕊は6本のうち2本が短く、他の4本が長くなる。
その後細長いさやの中に黒褐色の小粒の種子が出来、これから菜種油をとる。 
 

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