カメラを片手に

お香の日で、山椒の香りは

最低気温は11.1℃と平年より暖かい朝を迎えた奈良、空模様は東から雲が押し
寄せ日差しは弱い。だが午前12時半には21.2℃と過ごしやすい春の一日。
      12時、20.0℃、58%

若草山(342m)の山頂👇に萌黄色が迫り、春の芽吹きの香りが漂いそう。
      

今日は「お香の日」、1992年 4月4日に全国薫物線香組合協議会が制定した。
日本書紀に、595年 4月に香木が淡路島に漂着したという最初の記録がある。
「推古三年夏四月沈水、漂着於淡路嶋、其大一圍。
 嶋人、不知沈水、以交薪焼於竈。
 其烟氣遠薫、則異以献之。」
  *沈水とはジムと読み、香木の一種である「沈香」のこと
この4月と「」を分解した「一十八日」にちなむ。

香るといえばミカン科の「サンショウ・山椒」、葉と雄花や実も独特の香り
を放ち、葉は木の芽」として、「雄花」は「花山椒」として添えられ、
春の息吹を感じさせてくれますね。
この柑橘系のさわやかな香り成分は「シトロネラール」C10H18Oという。

そして雌花は2本の角のような雌しべが突き出し、受粉すれば球果が結実し、その果皮も芳香する。
果実(実山椒)、1個から3個の分果で径5mmほど、初め緑色(青山椒)、秋に赤く
熟し、裂開して黒い光沢をもつ球形の種子になる。
山椒の舌がしびれるようなピリッとした刺激的な辛味成分の正体は
「サンショオール(sanshool)」という不飽和脂肪酸アミドで、大脳を刺激し、
内臓器官の働きを活発にする作用があるとされる。

今年も青山椒で収穫する予定で、夏の丑の日、ウナギ料理に重宝する。
実は雌株が二本あり、そのうち一本は5年前に小庭で突然生えてきた。
どうも鳥が運んできた種から生えたよう。
孫のアゲハチョウ食葉として挙げるつもりでそのままにしておれば・・・
一昨年に、家の雌株に比し葉が大きく、数個の花をもち、雌花と思われ、
1mほど離して慎重に植え替えれば、昨夏には大きな青山椒が手に入った。
今年も青山椒でウナギがいただけますね。

その隣にある『ベニバナトキワマンサク・紅花常盤満作』、30年も経てば
一部が枯れ、昨年秋に短く手入れをしてもらい花は諦めていたのだが、山椒
の陰で、一輪だけ咲いていた。
赤紫色の葉とリボン状の紅色の花弁が何とも言えない。

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