カメラを片手に

オシロイバナが咲けば

台風9号は枕崎付近に上陸し、宮崎・大分佐伯付近を通り、佐多岬をかすめて
瀬戸内海、さらに再度呉付近に上陸し、午前9時には岡山県付近の中国山地で
温帯低気圧になりました。
今後近畿から日本海に抜け明日には東北地方に達するが、温帯低気圧のまま
発達して風雨が強まると予想され、12時現在島根県・隠岐地方に線状降水帯が
みられており、全国どこでも局地的な豪雨と風に気を抜けない台風です。
      6時、26.3℃、91%

梅雨時期の大雨の俳句ですが・・・
橋おちて人岸にあり夏の月』 炭太祇
無常を現わされているようですが・・・

2020東京オリンピックが終わった直後というのに
台風9号に起因する豪雨災害が起こらないことを祈るばかりですね。

ぼうふりや蓮の浮葉の露の上』炭太祇
      

この句を詠んだ俳諧師「炭 太祇(たんたいぎ)・不夜庵」1771年の今日
8月9日(旧暦)、数え63歳で亡くなり、250回忌です。
江戸に育ち、四十歳を過ぎて京都・島原の遊郭内に「不夜庵」を結ぶ。
晩年に蕪村と交わっている。

遊郭におられた女性には、白粉(おしろい)が必須アイテムですね。
白粉のように見えることから名付けられた花「オシロイバナ」がある。
庭では邪魔扱いされ駆除するのだが、不思議と夏になれば咲き出す。
色は減り、赤と黄色だけだが・・・


「オシロイバナ・白粉花」は、南アメリカ原産で江戸時代始めごろに渡来。
午後4時ごろからロウト状で筒が長い花を咲かせ、翌朝には萎む一日花で、
花色は赤紫~ピンク、黄、白で、絞り咲き種もあり、観賞用に栽培されるが、
広く野生化もしている。

花後に黒い種ができる。これは偽果で割ると名の由来の白い粉が出てくる。
実は胚乳の部分で、子供たちは「おしろい・白粉」として肌に塗って遊ぶ。
だが有毒なため、唇に塗ってはいけない。
またガクの部分も爪にこすりつけると、マニキュアのようになり、
より一層お化粧遊びが楽しくなる。
しかし最近の女の子も、集団で遊ぶことが少なく、ゲームで忙しいようだ。 

花言葉は、夕方咲き朝には萎むことから「臆病」「内気」、
一株から複数の色の花を咲かせることから 「恋を疑う」です。 

本来の「白粉」、古来日本では米やアワの粉で白くしていたようだが・・・、
中国から鉛白(塩基性炭酸鉛)が入り、日本書紀で692年には国産されている。
鉛白は有害なため1930年に禁止され、 現在は亜鉛華と二酸化チタンにタルク
硫酸バリウム、カオリン、デンプン、着色料,香料などが配合されている。
粉末の「粉白粉」が基本で、化粧水に溶かした「水白粉」,グリセリンなどで
練った「練白粉」、押し固めた「固形白粉」などがある。
最近はワセリン等の油分で粉白粉を処理した「油性白粉」が普及している。
              平凡社百科事典マイペディア より

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