午前9時まで続き、暖房が必要な奈良です。
昨日は「関西文化の日」のため26・27日入館無料の『大和文華館』、
紅葉もお終いなのでしょうか、散り始めた葉っぱを踏んで本館へ。
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特別展『国宝彦根屏風と国宝松浦屏風―遊宴と雅会の美』が12月25日まで
開催中で、庶民が文化の担い手となった桃山時代から江戸時代にかけての
屏風や絵画など35件(国宝2件、重要美術品1件含む)が展示され、
輪舞する姿が多く描かれた屏風等、当時の風俗が伺える展示になっていた。
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二件の国宝の遊楽図屏風は江戸時代前期の豊かな文化を味わえる風俗画で、
「彦根屏風・彦根城博物館蔵」、狩野派の傑作とされる井伊家伝来の作品で
犬を連れた女性、双六を愉しむ姿など細部まで描かれ、さらに屏風の中に
描かれた山水画の屏風にまで気を抜かない狩野派の完成度の高さに驚かされた。
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もう一つの国宝は当館所蔵「松浦屏風」、九州の平戸藩の藩主の名前にちなみ
金色の背景に、豪華な衣装の女性たちの日常の様子がほぼ等身大で描かれる。
カルタ遊びの構図は「カルタ美人図」とのカルタを持つ指の違いに注目を。
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満足して庭園の文華苑でしばしの紅葉狩りをと本館をあとに
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門前では「橘」の実が黄色く色づき、「シャシャンボ・小小坊」も黒紫色に
熟しているのに連れ合いが気付きました。
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これからシャシャンボを採りに行きたいと、場所は秘密・・・
シャシャンボはワイルド・ブルーベリーや日本のブルーベリーと呼ばれ
ジャムにすれば美味しく、ほぼ孫にあげるためのようですが。
最後に今日27日も大和文華館は無料日で、950円の入館料がいらず、
江戸時代の風俗を堪能できますよ。