カメラを片手に

謎の「頭塔」の見学に

今朝は-0.5とやや冷えこんだが、開いたシャッターからカーテン越しに春の
陽差しが降り注ぐ。日の出は6時半過ぎで本当に早くなりましたね。
朝ごはんなどを済ませ、なにげにTVを見ておれば、暖かいのです。
気温は11時半は10℃台で、最高気温は3時半に12.7℃迄上がり3月中旬並みに。

東を見れば春日奥山は霞む「春霞」、この先一週間のPM2.5予報をみれば
「やや多い」が続き、特に3月1日は「非常に多い」、そして「黄砂」までが
大陸から襲来するらしい。
さらに国内ではスギ花粉飛散も、期間は短く一気に大量に飛び始めると。
      11時半、10.1℃、45%

先日奈良公園・片岡梅林で観梅しランチの後は、史跡『頭塔』見物に。
奈良県のHPによれば
"史跡 頭塔は東大寺南大門から南に約1kmのところにある、土壇からなる
 非常に珍しい奈良時代の塔です。
 かつて頭塔は、奈良時代の僧玄昉の頭を埋めた墓との伝承があったため、
 この名称の由来とされてきました。
 その後大正11年(1922年)3月8日付けで国の史跡に指定され、頭塔は
 奈良時代の土塔として、学術的に位置づけされ今日にいたります。
 そもそも頭塔の造営については、神護景雲元年(767年)に東大寺の僧で
 二月堂修二会行法(お水取り)を創始した実忠が、東大寺別当の良弁の命
 により造った塔であるとされています。
 現在の頭塔は、南側については頭塔の森としての価値を認めそのままにし
 発掘調査により遺構解明された北側のみ昭和61年~平成12年まで奈良県
 教育委員会が復元整備を行いました。
 この頭塔に類似するものとしては、行基が関与した堺市の土塔がある。"

昨年夏に高畑交差点南西側にあった「ホテルウェルネス飛鳥路」に取り壊し
整地され、全体がよく見えるのでと(2021.10.21のブログに記載)連れ合いを
誘って、ふふ奈良ホテル前の歩道を上れば、崩れそうな土塀もきれいになり、
フェンス越しの頭塔が見え、
      

さらにフェンスが開き、土間の無料駐車場から、頭塔直前まで入れた。
      

東大寺大南門から800mのところにあり、寺領の一番南にあたる。


      


連れ合いは中に入り、見学したいと言う。
見学は事前予約が必要で、札にこのように書かれている。
前日までに現地管理人に予約して見学してください。
   現地管理人電話番号(仲村) 0742-26-3171 "と。

一度電話をしてみようかと・・・・・・
”良いですよ”と、南側の仲村表具店(閉店)に伺い、一人300円を支払い、
入口を開けてもらい

こんな狭い急な階段を上れば、一段目、説明版と共に史跡頭塔と
   


入った南面から見てみましょう。

13番 浮彫如来及両脇待二侍者像

14番 浮彫如来及一侍者像

15番 浮彫如来坐像、多分これか 

その上は木々が茂りよく判らないので、パンフレットより
16番 浮彫如来及両脇待二侍者像

17番 浮彫如来座像

12番 浮彫如来坐像

西側へ回り込む


右下から
19番 浮彫如来及両脇待二侍者像

20番 線彫涅槃図

21番 浮彫如来坐像

22番 浮彫如来及両脇待二侍者像

デッキ式見学路から屋根のある見学小広場から北面を見る。右下から


右端から上へと
1番 浮彫如来及一侍者像

5番 浮彫如来坐像

2番 浮彫如来及両脇待二待者像

4番 浮彫如来及両脇待二待者像

6番 浮彫三如来座像

7番 浮彫如来及両脇待二待者像

3番 線彫如来立像

東側に回り込めば、東側の高円山の大文字焼き(毎年8/15)の炉が見える。


8番 線彫諸尊像

10番 浮彫諸尊像

11番 浮彫如来及両脇待二待者像

9番 浮彫如来及両脇待二待者像

やっと最上層の五輪塔が見えます。
             
日本のピラミッドとして観光客を呼ぶのもよいのかもしれないが・・・
まだまだ謎の多い「頭塔」を静かに見守りたいですね。
                 (*一部写真はパンフレットより)

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