カメラを片手に

1272回目の東大寺修二会は試別火入り

今朝の最低気温は5.5℃と冷え込みもなく、曇り空の朝、時折弱い陽差しで、
午前10時前には9.3℃を記録した後、気温は下がり始め、お昼には時雨も。
明日明後日は「戻り寒波」になるとのこと。
      13時半、7.3℃、81%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ウグイスカグラ・鶯神楽
小庭に昨年植えたのがあるが、小さな蕾だけ・・・
スイカズラ科の落葉低木、茎から花まですべて無毛となるのが特徴のヤマ
ウグイスカグラの変種、山地に自生し、 春にかわいらしいピンク色の小さな
花を咲かせ、秋には赤い実をつける。
花柄は細く、長さ1〜2cm、先に1花ときに2花をつける。ロート状の花冠で
先は5裂する。雄しべは花冠裂片より短い。
ピンク色の星がそのまま花になったかのよう、花言葉は「未来を見つめる
      2022.2.20

今日は「多喜二忌」、「蟹工船」 を代表作のプロレタリア作家「小林多喜二
1933年の忌日で、没後90年にあたります。
多喜二は、1883年の今日生まれ(生誕140年)の「志賀直哉」に文学を学び、
1931年6月には小説「蟹工船」の批評を受けるべく、当時住まれていた奈良市
高畑町を訪れた。     新潮社、1954.6.30

最後は東京・赤坂で特高警察に捕まり、拷問でその日のうちに虐殺された。
遺体を抱きしめて母・セキはこう叫んだそうだ。
それ、もう一度立たねか、みんなのためもう一度立たねか

そして志賀直哉は香典と下記の弔文を贈っている。
不自然なる御死去の様子を考えアンタンたる気持ちになりました」と
また日記には「小林多喜二(余の誕生日)に捕らへられ死す、警察官に
殺されたるらし、不図彼らの意図ものになるべしとふ気がする」と記す。 

未来を見つめて、二度とこういう特高警察組織が暗躍しない社会を望みたい。

さて奈良には過去から未来へと引き継がれる行事があります。
奈良に春を呼ぶとされる「修二会」、1272回「東大寺のお水取り」です。
3月1日から14日までの本行を前に、もう始まっている。
昨年12月16日に練行衆11名が発表された。敬称略
    和上    上司永照・持宝院院住職
    大導師   森本公穣・清涼院住職
    咒師    上野周真・真言院住職
    堂司    池田圭誠・金龍寺住職
    北座衆之一 佐保山暁祥・宝珠院住職
    南座衆之一 中田定慧・隔夜寺住職
    北座衆之二 平岡慎紹・上之坊住職
    南座衆之二 狹川光俊・北林院住職
    中灯    清水公仁・宝厳院住職
    権処世界  望月大仙・普賢光明寺住職
    処世界   上司永観・持宝院徒弟(新入)

練行衆はコロナ禍もあり、別火坊に入られる10日前から自坊などで隔離
生活を送られており、早い方で2月5日頃から入られたようです。

2月15日夕方に、今回初めて勤行を先導する大導師を務める塔頭・清涼院住職
「森本公穣」(54)と、初参籠となる「新入」の持宝院徒弟「上司永観」(26)が
戒壇院」に設けられた練行衆の合宿所「別火坊」に入られた。 

2月18日には二月堂で、修二会で使用する灯明油の「油はかり」が行われ、
油は宮内庁御用達「御燈明油」太田油脂株式会社(愛知県岡崎市)で、国産菜種
を用いられており、煙や煤の少ないものだそうです。
      NHKtv

今日2月20日は、練行衆一同が「戒壇院別火坊」に集合され25日迄の前行

試別火ころべっか」がはじまりました。

内容は、修二会での声明の稽古、仏前を飾る南天や椿の造花作り、灯明に使う

各種灯心の準備、行着の「紙衣かみこを作るための仙花紙絞り、「さしかけ」

という二月堂内で履く履き物の修理、牛玉箱というお札を入れる箱の包み紙の

新調、守り本尊の補修、紐作り、こより作り、紙の付け札作り等、忙しそう。


そして次は26日から28日迄「惣別火」へと続き、いでたちも紙子を着られて 

所作、作法も厳しくなり、部屋の外に一つある火打ち石で点火した火鉢以外
は一切火の気がなくなると。

そして3月1日から二月堂にて修二会本行です。
なお今年の修二会も昨年同様に、拝観に制限が掛けられている。
      東大寺のお知らせを参照してください。



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