カメラを片手に

依水園の二つの池泉回遊式庭園は

4.7℃と暖かな朝の奈良、まるで春霞のように霞む春日奥山です。
手前に春日大社・禁足地の御蓋山283mがぼっと浮かぶ。
      10時

今日・明日と4月初旬らしいが、今日の最高気温は20.3℃と中旬の気候か。
でも来週木曜日を中心に一級の寒の戻りで厳冬期並みに。
寒暖差が大きくなり体調管理が難しい!。

先日の東大寺南西にある『依水園』のおひな様を見せて頂だいたが、

当園には南側を流れる吉城川の傍に国の名勝に指定された池泉回遊式庭園が
あり、閉鎖的な前園と開放的な後園の二つをもつ。

前園は入口の三秀亭前にあり、江戸時代の奈良晒の御用商人 「清須美 道清
が別邸として作った。
池の中に鶴島と亀島が二つ作られ、鶴島は、松の樹で鶴をかたち取られる。

                      三秀亭内部から鶴島を見る

亀島は島の葺石で亀形にされている。
 
               清秀庵内から三秀亭を望み、手前が亀島

吉城川方から前園を眺めると清秀庵の上に若草山がちらりと・・・
池には現在吉城川からは水は入っておらず、水道水で循環とのこと


後園は明治時代、実業家「関藤次郎」が前園の東側に若草山、東大寺南大門、
春日山や御蓋山を借景として作られ開放的な庭ですが・・・、茶室が並んで、
隣の吉城園が小高く、鬱蒼的な感じ、清秀庵と挺秀軒の前に出れば、敷松葉が
きれいに三形式で敷かれている。

挺秀軒への入り口で、中に入ると

さらに進めば、氷心亭で、茅葺屋根の上には鮑の貝殻が鳥よけに。


視界が開けてくれば、芝生の茂る築山と大規模な池が飛び込んでくる。
池の上には左から東大寺南大門の屋根が、若草山、春日奥山そして御蓋山の
きれいな山容・・・奈良公園全てがこの庭の一部であるかのような錯覚に。


割れた大きな石と思えば東大寺旧西塔の心礎の5分の1だそうだ。写真はない
飛び石も石臼がランダムに置かれ、落ちないようにとの配慮だそうだ。

奥には小さな滝が流れ、水車小屋迄・・・
      

柳生堂(旧柳生芳徳寺の?)があるが現在耐震工事中で覆屋が・・・、
さらに奥に歩けば、ドウダンツツジの群落が、秋には真っ赤に色ずくとか
一番奥には神社でその向こうは東大寺のバス駐車場のはずだ。
奥から下がったところに、臨渓庵(茶室)跡で、現在は興福院に移築された
水車小屋へ上る周りは苔だらけ、庭師さんが一生懸命に古い苔を剝いでいる
こんな立派な苔は秋篠寺と双璧かな
      

水車小屋です。


さらに下ると、寄り付きが
      

池とお別れとおもえば・・・カルガモが一羽、横を向いている。
      

氷心亭まで戻って来ました。

「氷心亭」は戦後アメリカ軍の宿舎となったため、ペンキで塗られた部分も
名の由来は王昌齡の漢詩「一片氷心在玉壺」一片の氷心玉壺にあり 
書は東大寺長老・狭川明俊さんで、これからと。
           

実際はここから下がって「挺秀軒」、さらに前園へと続いていた。


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