今朝は雲は多いが晴れ渡る朝、最低気温は9.7℃と平年より高め、最高気温も
21.5℃迄上がり、このところゴールデンウィーク頃の暖かな陽気ですね。
東の春日奥山は春霞でここからだとよく判らないが、奈良町付近からサクラは
頂上まで咲いていた。
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一方平地の桜、ソメイヨシノは葉が出だして花びらも散り始め、これからは
八重桜で、特に大阪造幣局の通り抜け、南門から北門にかけ約560mにわたり
138種、約335本、昨年より一週間早い4月7日から13日に開催されるが、
予約ホームページ(https://sakura2023.mint.go.jp/)上、昨日は13日が残るも
今朝でもう既に予約上限に達していた。
奈良固有種では「ナラココノエザクラ・奈良九重桜」も茶山園地「転害門」、
「県庁東交差点」 などではもう満開で一部散り始めているようと。
*小さなホテル奈良倶楽部より
さらに一番遅いとされる 「ナラ(ノ)ヤエザクラ・奈良(の)八重桜 」へと咲き
継ぐのですが、4月下旬からですが、今年はこの10日から咲きだすかも?
平安時代、百人一首 61番 伊勢大輔
「いにしヘの 奈良のみやこの 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」
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わが家の小さな庭でも花が咲いている。
昨日から咲き始めた「シロヤマブキ・白山吹」、バラ科シロヤマブキ属で、
中心部に黄色の雄蕊が多数、白い花弁は4枚 、葉は左右対称の「対生」で、
一方バラ科ヤマブキ属「ヤマブキ・山吹」の花に似ていることからこの名が
付けられたが、花弁は5枚で、葉は枝から互い違いに生じる「互生」 です。
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「アオキ・青木」の雄株にも花が・・(連れ合いの実家富山からの生き残り)
和名の由来は若い枝も緑色で、この色は昔は緑色は青で示されたからと。
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紫色の花弁は4枚で中央に雄蕊は4つ
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雌花の中央は緑色の凸になり、雄蕊は無い
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「リキュウバイ・利休梅」、中国原産のバラ科ヤナギザクラ属の落葉低木で、明治時代末に日本に渡来し、ウメとの関係性は低い。
だが清楚な白い花は茶花としても有用で、千利休の命日の頃から咲きだすこと
からリキュウバイと名付けられたともいわれる。
別名はウメザキウツギ、バイカシモツケ、ウツギモドキ、マルバヤナギザクラ
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ウメに似た径4㎝ほどの花が、6-10輪ずつ枝先で円錐状に集まって咲く。
花弁と萼は各5枚で、花弁は丸く、基部はくびれるのが特徴になる。
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一気に咲きだして、連れ合いは茶花に苦労しないが、この後はどうする。