終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

ダンパーのガスケット交換

2016年10月07日 | 薪ストーブの暮らし

ダンパーといえば、「煙突ダンパー」式と一次燃焼室(薪を燃やす火室)で発生した希薄燃焼ガスを二次、三次再燃焼室でクリーンバーン燃焼させるための扉「ストーブダンパー」式がある。

火室上部のインナートップにあるダンパー扉を開放させると燃焼ガスは直に煙突へと排気し、開放したまま高温燃焼を続けるとインナートップが亀裂と歪みで交換という事態になる。

ダンパー式ストーブは巡航温度250℃付近に達したらダンパーを閉じて燃やすことで、少ない燃料で高い燃焼効率を得るようにできている。また、インナートップにあるダンパー口は特に高温にさらされるため、亀裂の発生やガスケットが傷みやすく定期的なガスケット交換がいる。

ダンパーガスケットの交換作業
ダンパーシャフトはノブ側とインナートップ側で分離するためにはノブを外すことから始める。 ダンパー扉を外すにはノブとシャフトを固定している「Eリング」の溝にドライバーを差込「テコの原理」で外す。
ダンパーを固定しているネジは高温の熱で焼かれ堅く締まっている。KURE CRC5-56を吹き付け時間を置きドライバーで外そうとしても難しい。インパクトドライバーを使って、ネジ頭部を舐めらさないように強く押し付けて回すと容易に外れた。 ダンパーの各部品をワイヤーブラシ、金ブラシを使って錆汚れを落とす。綺麗になったら耐熱ペイント600℃で塗装する。
ダンパーガスケットを取り外した後、残っている古いガスケットセメントをドライバーをノミ代わりに金槌等で叩きながら、ガスケットの溝を綺麗にする。ワイヤーブラシ、金ブラシで磨き上げ耐熱ペイント600℃で塗装する。 インナートップのダンパー入り口角に亀裂が発生しているが、平板で歪みはないようだ。
ダンパーガスケットの溝にガスケットセメント80mlチューブを一筋程度しぼり出しながら。 ダンパーガスケットFA249用(GK249DP @972円)を引っ張らずに詰めて余すことなく使い切るように貼るとピッタリ納まる。
ノブとシャフトを固定している押さえ金具(Eリング)をドライバーを使って元に戻す。 これでダンパーの清掃とガスケット交換作業が終わった。