
キヌタソウ(アカネ科)
瀬谷市民の森の奥のほう暗い所でキヌタソウが咲いている。
直径2~3mmぐらいの小さな合弁花で先端が4つに分かれていて。
道端で広がるヤエムグラの仲間だけれど見られる場所は少ない。

4枚の葉が偽輪生するところはアカネと同じだが葉柄はない。
(偽輪生:2枚の葉が対生し他の2枚は托葉が大きくなったもの)

小さな花の陰になにやら怪しいものが潜んでいた。

葉のほうに出てきてもらうとアズチグモのようだった。
葉にしっかりした3本の脈があるのもキヌタソウの大きな特徴だ。

ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
ひょろっとした茎の上の方に小さな花がならぶハエドクソウは森全体で見られる。

7~8mmの合弁花がなかなか可愛い。

ハエドクソウはハエトリソウとも呼ばれ、むかし根を煮詰めたものを塗って蝿取り紙を作った。
ハエが止まっても花や茎の毒にやられることはない。
しかし思わぬところに潜んでいるクモには要注意だ。

こんなに花が小さくては隠れる所はなさそうですが、
とまり方によっては意外と分からないものなんですね。
クモたちもそうと分かっているのかもしれません。
トップのお写真にもクモの糸が見えますし。
ハエドクソウの1枚目にもクモが隠れていますね。最初に見たときは気付かず、
2回目に見て気付きました。
それにしても、薄暗い中小さな花をとても綺麗に撮っていらして感心します。
こちらも可愛いですね。
私が散歩する範囲で唯一ハエドクソウが見られた場所は、駐車場になってしまい
見られなくなりました。その場所、唯一カラスノマゴが見られた場所でもあり、
残念です。
キヌタソウがあるところは少ないし季節も限られ小さくて見落とすので、
見られるチャンスは少ないですね。
でもクモなどは見落とさずにうまく身をひそめます。
ハエドクソウはクモの狙い目の草花のようです。前にチョウが捕まっているのを見ました。
ハエドクソウやカラスノゴマが見られたところが駐車場とは残念ですね。
写真、ありがとうございます。
偽輪生と言う言葉も初めて知りました。
ハエドウソウ、蝿毒草と言う事でしたか!
そうでなければ見過ごしてしまうと思います。
ハエドクソウは自然教育園でも咲きそうですね。