
泉の森の大きなヤマグワの木の葉にチョウが集まっていた。(9時47分)

フラッシュを使い少しアップで撮る。
多数のムラサキツバメが翅を寄せ合うように群れていた。
ムラサキツバメは集団越冬するという。
しかし、この木は冬になると落葉する。
どうやらしばらくの間ここに滞在し、いずれ越冬場所に移動するのだろう。

11時09分にもう一度見に行くと少し数が減っていた。

何頭かは日が当たる葉の上に止まっていた。
気温が上がると集団から離れるらしい。

地上に降りるのもいた。

止まってしばらくすると翅を開いて日光浴をする。

松の木の根元近くにも止まる

しばらくするとやはり翅を開く。
上の地味なのは雄で、こちらの紫色がきれいなのが雌だ。
まだ初冬で完全に越冬態勢に入っていない段階なのかな。
それにしてもあちこちでばらばらに生活して、時には縄張り争いも
していいたかもしれない蝶たちがひとつ所に集まって身を寄せ合い
寒さを凌ごうとする生態、ほんとうに興味深いですね。
どうやって感知して仲間が集まっていくのかしら、場所はどうやって
決まるのかしら、こんなに小さくて体温などなさそうな蝶たちでも、
集まれば温かいのかしら? つきません。
何年か前からムラサキツバメが泉の森で越冬すると聞いたのですが、
今年はじめて会うことができました。
今度は本格的な越冬場所でも見たいです。
テントウムシなどいろんな昆虫が集団越冬しますし、
チョウも成虫で越冬するのがいますが集団越冬は珍しく、何故なのか不思議です。
聞いたところによると毎年この場所で一時的に集まり、
その後いなくなるそうです。
当然昨年のチョウたちとは世代が違うのに場所が決まっているのも不思議です。