
神奈川県自然環境保全センターの風景。紅葉がちょっとしたグラデーションだ。
手前はイチョウの木で、ごく一部が黄色くなり始めている。
その左は2本のモミジバフウで紅葉の進み具合がちがう。

モミジバフウ(マンサク科)
このモミジバフウはすっかり紅葉が進んでいた。

樹木園の中を進むとそう高くない木の紅葉が目に入った。
ヤマコウバシだという。

ヤマコウバシ(クスノキ科)
ヤマコウバシはクロモジに近く、枝を折ったり葉を揉むとよい香りがする。
「山香ばし」との名前の由来だろう。

ヤマコウバシは日本には雌株だけしかないそうだが、ちゃんと実が出来る。
なんとも不思議な話だ。
グラデーションや山々の錦、それに京都などの庭園で見る鮮やかな紅一色、
それぞれに紅葉の時期の楽しみです。
ヤマコウバシが雌株だけで実る理由は、まだしっかりと解明されていないそうです。
実生ができるのかどうかも興味がありますね。
同時に「錦秋」という言葉を必ず思い出します。
「ヤマコウバシ」という木は初めて知りました。綺麗な色付きですね。
雌株だけでも結実して…繁殖もできるのかしら?
アブラムシみたいな能力ですねぇ。