新年おめでとうございます!!
1月4日に石巻に行ってきました。
初もうでは、仙台でもう済んでいるのであえて鹿島御児神社にお参りはしなくても良いのですが、やっぱり日和山には行きたくなります。鳥居の両側には吹き流しが勢いよく泳いで?(なびいて?)いました。
お正月だというのに、気温は全国的に高く、コートをぬいでもまだ暑く、カーディガンをぬいでちょうど良いという気候でした。
日和山から眺めた門脇や南浜町の様子は以前とは違って土盛りしたり整地したりしている部分が目立ちました。
本当は初めに、昨年門脇町にできた震災伝承施設「南浜つなぐ館」を見に行こうと思い、南光町から門脇に繋がる道路を走っていたのですが、パルプ工場を過ぎる当たりから、新しい道路ができていて、そこを進むと日和山に続く道でした。まだ、全部完成していないのです。通行止めになっていたりするのです。
「南浜つなぐ館」は、「がんばろう!石巻」の看板の隣接地に設置されたとのことなので、看板を探してもよく分かりません。仕方がないので逆方向から行くしかないのかと思いとりあえず日和山に行ったのでした。
ここで「南浜つなぐ館」について少しお知らせします。
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻市門脇に、被災の記録や教訓を伝えながら、門脇地区と隣の南浜地区の歴史や震災前の街並みを振り返る場所とするという趣旨で設置されました。
平屋のユニットハウスを活用し、広さは約40平方メートル。公益社団法人「未来サポート石巻」(石巻市)が私有地を借り、被災地のNPOを支援する基金の助成を受けて整備をしたとのことです。
施設内の中央には、石巻専修大が制作した被災前の両地区を表す縦横2メートルの立体模型を配置し、壁面には被害を伝えるパネルを展示。震災前後の両地区の移り変わりを撮影した動画も放映するそうです。
両地区一帯では、国、県、市が復興祈念公園の整備を計画します。工事は今年後半に始まり、「南浜つなぐ館」は「がんばろう!石巻」の看板とともに国営追悼・記念施設エリアへの移設を検討するとのことです。
開館は、土日祝日午前10時~午後3時。入館無料。スタッフ一人が常駐するそうです。連絡先は、みらいサポート0225-95-3691とのことです。
日和山から「がんばろう!石巻」の看板は見えなかったので、降りてみることにしました。
昔の市女高の脇の道を降りていくと、階段があり、お墓の中に続いています。歩きながら思い出しました。私達が小学校に通う時に通った山道だった所です。当時は、そんなにお墓はなくやぶや木が茂っていたりしていました。大きな木の根の半分がえぐれていて、その根の下で雨宿りのようにしたことが思い出されました。
階段は門脇小学校に続いていました。さらに降りていくと、もう新しい道路が山沿いにずっと作られています。まだ、舗装はされていないのですが車道と歩道の部分が仕切られています。ずっと歩いていくと道路より海側に盛ってある部分のより海側に「がんばろう!石巻」の看板を見つけました。
看板の少し間をあけた所に小さな建物が見えました。まだ松の内なので、さすがに開いている様子はありません。(もちろん近辺の道路等の工事現場も人っ子ひとりいません。)
というわけで、残念ながら「南浜つなぐ館」には行けませんでしたがその辺の土地の変わっていこうとする様子を間近かに見ることができました。
門脇・南浜町 造成中の道路
行くことはあきらめて戻ることにしました。
帰り道門脇小学校を改めてみてみました。
津波当日、門小に避難した人たちが、冠水している校舎に火がついて炎が迫ってきたため日和山に逃げようとした時、誰かが教壇を校舎と山に渡してそこを渡って助かったという話を思い出し、その場所を探した。山と校舎の間の距離が最も近いあの場所ではないかと思う所を見つけました。
奥の白い建物ではないでしょうか?
現在、門脇小学校や大川小学校を震災遺構とするかどうかを間もなく決定するための機会を持つやのニュースが流れています。
先日、被災当時の状況のままの荒浜小学校校舎を訪れた他県の高校生が、津波の恐ろしさを肌で感じた旨の感想を話している様子が放映されていました。
様々な映像やさらにバーチャルの映像を見慣れている現代の子どもや若者にとってさえも、本物の中に身を置くことによって受ける恐ろしさは強いものがあったのかもしれません。
費用以上に遺族の方々の感情があり、難しい問題かもしれませんが、将来のことを考えて決定されると良いと思います。
階段の脇の草原に、春の象徴ともいえる「おおいぬのふぐり」の草が青い蕾と小さな花を見つけました。
日和山 出店 懐かしいお面があります。
案内板
案内板より
神社近くにあるお店「かざみどり」様々な雑やテレビで紹介されています。黒豆スシュークリームやレアチーズシュークリーム等個性的な美味しいお菓子や食事があります。手作りのおしゃれなインテリアも素敵です。