藍染のマスク
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今年は年明けからコロナ騒動で自粛をし、夏は記録破りの暑さで、またまた年寄りにとっては熱中症が怖くて外出が危険な状態となり、自粛が安全ということになってしまいました。
自分が関係する様々なイベントも次々に中止となりました。ちょっとゆとりができたような嬉しさもありましたが、だんだん活動が少なく物足りない気分にもなってきました。
そんな日常で行動するときに、忘れてはならないもの...それは、「マスク」です。
上の写真は、藍染のマスクです。いろいろなマスクがでてきています。
3月ごろから新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい始めマスクが必需品となりました。
使い捨てマスクは結構持ってはいましたが、(防災用具の中に入れて置いたものがあったり、2~3年前にインフルエンザにかかった時、箱でいくつか購入していたものがあったので。)巣籠生活で外出が極端に減ったのでマスク作りを始めました。
初めは、ハンカチで簡単なものを。次には手ぬぐい生地の模様の気に入ったもので。家族に配布。
その内、だんだん温かくなってくるにつれて、ウォーキングの時に息苦しいので、もっと涼しいものを、と考え、通販による、息があまり苦しくないというものを購入。
初めは、良かったけど、暑さが厳しくなるにつれ、もっと涼しいものがあれば、と思い麻と木綿の混紡のもので制作。
さらに、夏が深まるにつれ、今年も暑さが厳しくなり、ますます涼しいマスクが欲しくなる。
ホームセンターにマスクが豊富になってきて、「ひんやりマスク」なるものも並び始めました。一応買ってみました。
ちょっと、写真はないのですが、思ったほどではなく「やっぱり暑いよね。」との感想が他の人からも聞かれます。
そして、見つけたのが、初めの写真の藍染のマスク。
肌にも良く、薬にも使われるという藍。
仕立上がりで高価ですが、どれくらい涼しいのだろうと思い購入しました。まだ使っていません。
自作で大量生産できる涼しいものはないかと、水につけて振るとひんやりするというあの生地で作ってみました。
でも、出先で水につけるのは、ちょっと不便。
また、別の布を見つけました。
ひんやりするという布です。作ってみました。
試作品なので、手縫いです。縫い目が荒いです。
でも、これはいけそうとのこと。試すのは仕事中ずっと装着義務のある人です。
そんな時、マスクの話をしていると、ある人が、友人に勧められ購入したマスクがとても良いと紹介してくれたものがありました。
彼女のつけているそのマスクは薄いエメラルドグリーンで柔らかそうな優しい色合い。
それは「近江上布(おうみじょうふ)」という布で作ったマスクで地元から取り寄せたとのこと。洗っても乾くのが早く一枚だけでも毎日使っていられるとのこと。麻です。
価格は安価ではありませんが、麻という素材の持つ優れた特徴に改めて気づかされました。
なんでも、今回のコロナで麻が魔除けになるということで買い求める人が増えたという話も聞きました。
アマビエといい、困難な時には、昔の知恵や言い伝えにもすがりたたくもなるのでしょうか?
マスクを忘れられる日はいつくるのでしょうか?
マスクの転売の禁止が解除されましたが、国産のマスクの需要に対しては、まだ充分ではないようです。
おしゃれに使うのも良い知恵だとは思いますが、私としては笑顔の口元が見えないのと、人相が分かりにくく話しかけづらいことが残念だと思うこの頃です。
これらは、市販のマスク。