やっと、秋晴れのすがすがしい今日、メロリンさんからお便りが届きました。
さっそく紹介いたします。
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昨年は台風による風水害にみまわれ、今年はコロナで人生初の疫病感染予防の生活中のところへ又、台風の季節を迎えています。みな様お元気ですか?
被災者の方々にお見舞い申し上げますと共に、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
「変わりゆく季節感」
野に咲く花たちは最近の季節をどのように感じているのでしょう。
数年前の記事で私はアジサイとオシロイバナを一緒に生けた写真を掲載致しました。 あの年の季節はアジサイの花とオシロイバナの花が同時に咲いていたのです。
花の時期が同じだったのです。
去年も今年もそうはいきませんでした。
オシロイバナが咲く時にはアジサイの花はとっくに終わって枯れていました。今年もそうです。
今は9月末、周りの景色はオシロイバナのショッキングピンクの色で華やかです。が、庭のアジサイといえば枝も葉もすっかり枯葉色です。
あの年のあの時のあの写真はとても貴重だと思います。
アジサイとオシロイバナが同時に咲いていたのです。ふしぎです。
今日はスーパーの花コーナーで買ってきた小菊にオシロイバナを入れて見ました。
菊の花はハウスで温度調節されて育ち一年中手に入ります。
野に咲く花とは生まれも育ちも違うけれど、ただ固体としての花の命は皆同じ、一緒に眺めて過ごしましょうね。長持ちするのは菊の花が一番。
例年はいつも一、二本しか咲かないヒガンバナが今年は増えました。
ヒガンバナの近くの雑木林で3年前の5月に山火事が有りました。10メートルもある杉木数本が燃え消防車五台が駆けつけ火を消し止める事ができ、幸いにも近くの民家に燃え広がる事もなく大事に至らずに済みました。近くの民家とは我が家も含まれます。
山火事というものをこんなに間近で眺めて初めて分かった事は地下でも木の根っこが燃えているということでした。火はあっという間に広がり恐ろしい光景でした。
消防士たちの勇ましい働きぶりも頼りがいがあり印象的でした。炎が消えてもまだまだ放水は終わりません。まだ地下に火の気があるというのです。地面の熱がコンクリート道路を越えて周辺に伝わります。
警察官も数名かけつけて取り調べもありました。原因ははっきりとはせず推測に留まったようです。
その日の朝のニュースで、『今日は空気が異常に乾燥しますのでご注意ください』と言っていた、その日の午後の昼下がりの出来事てした。
煙が少なくなってきた頃に夫がゴルフから帰ってきて何事かという顔をしました。
日が暮れて辺りが暗くなってようやく鎮火しました。
その後、炭素が増した土には草木が元気に生え出しています。
ヒガンバナが増えました。
今年の記録はヒガンバナとオシロイバナが同時に咲いたということです。
因みに長野県では同時に五つの花が咲くところと聞いています。りんご、梅、桜、桃、杏子の花…かな。
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メロリンさん、いつものことながら自然の息吹きが間近に感じられる記事をありがとうございます。
年によって花の咲く時期の違いのあることがよく分かりました。
我が家の山吹(やまぶき)の花は、春に満開になるのですが今年は今頃になって、また2~3輪さいていて「あれっ!」と思いました。
自然は微妙にその環境の変化をとらえてそれに応じた結果を示しているのでしょうね。
人間よりも敏感かもしれませんね
それにしても、長野県の五つの花が同時に咲くとの話、我が家では、確かに春に桃、梅、リンゴの花が咲きました。当然桜も咲いている頃かと思いますが、杏の花はどんなものか見たことがないのであるのかどうか分かりませんでした。
少し開く時期に差があったような気がしますが、長野県ではほんとに同時に咲いているのが見られるということなのでしょうか?長野県の人に聞いてみたいものです。
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以下は、メロリンさんからのヒガンバナの写真、秋たけなわという感じです。