"つぶやく"福島原発作業員の疑問点について。- 2013.05.05
福島第一原発収束作業日記 :ハッピー|河出書房新社
>汚染水問題、東電の工程表の欺瞞……今起きていることは全て予見されていた。3.11からほぼ毎日のようにツイッター上で綴られた、福島第一原発作業員による事故の収束作業日記。
「2011年3月11日14時46分——。
オイラはその時、福島第一原子力発電所(1F)で原子炉建屋内のオペフロ(建屋最上階のオペレーティングフロア)で作業してたんだ。
ドドン!という縦揺れの後、最初のグラグラッという横揺れが、ゆっくりとグーラグーラという大きな横揺れに変わり何分間か続いた。オイラは中越沖地震(2007年)の時、柏崎刈羽原子力発電所の定期検査で作業してた経験もあり、「あぁ、あの時と同じ感じだなぁ…」って思いながら、近くの手摺りにつかまり、両足で踏ん張って何とかその場に立っていた。
何分間か経って、その大きな横揺れがだんだん小さくなってきて「柏崎の時と同じく地震が収まる」と思って安心した次の瞬間、ゴゴォー!っという感じの今まで経験した事のない大きな横揺れが始まったんだ」
あの時、何が起きていたのか? 今、何が起きているのか?
福島第一原発の現役作業員による3・11からの「生」の手記。
「ハッピーさんが教えてくれる原発事故情報が、余計な不安と嘘めいた安心をどれだけぬぐいさってくれることか」
「ハッピーさん」の記事にアクセスが多かったんですが、今度本を出版されるのですね。
で、ハッピーさんが東電社員やら工作員説やらといろいろ出てるわけですが、そういうのを差し置いてもごくごく単純な疑問がありますね。
それは、700日という2年以上も現場で被ばくし続けて、なおも作業を続けられるのか?
事故直後の猛烈な被ばくからもハッピーさんはいたわけで、それで今も作業なんて続けられるのかという疑問がまずひとつ。
そして、700日も現場で続けて作業している人物なんて限られてるでしょうから、東京電力にすぐに特定されるであろうという事。
しかし、東電は黙認してハッピーさんにツイッターを続けさせているとするなら、守秘義務やらなんやらの点から問題になってないのかという疑問。
という疑問についてなんら回答されてないのがおかしいと思いますね。
やはり、東電側の人間か、あるいはこのように最初から出版目的で複数のライターがツイッターを続けていたという事ならばある程度合点がいきますけどね。
決して、書いてること全てがウソではないと思いますし、ふくいちや原発作業員についての事は興味深く読ませてもらった事も事実で、単純に「だからウソ」とか「いやホント」という風な捉え方では面白くないでしょう。
「どこからウソでどこからホントか」的な読み方が面白いと思いますけどね。
そういう疑問を頭に入れながらハッピーさんのツイッターとか読むとより興味深く読めるんじゃないでしょうか。
■素直な疑問。
Twitter / poponpgunyan: 例えば「この人は本物の●●だ」と判断する時って、自分でもいろ ...
■さらに追記。熟練工は一週間で被ばく限度だって。
Twitter / poponpgunyan: 福島第一原発作業員 緊急座談会「汚染水処理の現場はヤクザとど ...
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2013年10月19日(土)
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