照りつけるアスファルトから、一歩、柔らかな陽射しの木立に入る。涼しさを苔とともに。
本を読むのにぴったりな自然。
手が届かないや…。ざんねん。桑の実。
照りつけるアスファルトから、一歩、柔らかな陽射しの木立に入る。涼しさを苔とともに。
本を読むのにぴったりな自然。
手が届かないや…。ざんねん。桑の実。
ホルスタインがのんびり反芻してるね。牛たちは、一旦食べた牧草を4つある胃袋のうち、大きな第一胃に送ってから、のんびりこ。
牛たちは、ゆったりできる時間に胃袋から牧草を口に戻して反芻。よく噛んだ牧草は、第二胃に送って、胃のなかでは微生物が牧草を分解しながら微生物がどんどん増える。
微生物を胃の中で飼っているんだよ。微生物たちが牧草を分解して微生物が増えて、増えた微生物を牛が栄養素として吸収する。
牛は草を食べて胃の中で養っている微生物を増やして、その微生物から栄養を摂るために、牛は草を食べているんだね。
牧場では、放牧した牛が牧草に舌を巻きつけて食べている。
緑の牧草がなくなる晩秋から春先には、牛舎の中でサイレージを食べさせて冬をしのぐ。牧草を刈り取ってぎゅーぎゅーに丸めてラップしてあげると、牧草についていた乳酸菌が増えてくる。乳酸菌が出した酸が他の微生物が増えるのを防いで、牧草がカビたりしない。
サイレージは、そういう牧草のお漬物みたいなもの。夏場に刈った牧草をラップして3か月ほどおいておくとサイレージになるから、牧草を保存しておく知恵の一つだね。
ラップを剥ぐと酸っぱい香りがします。
このサイレージは、稲で作ったサイレージ。籾ごと全部サイレージ化したもの。牛一頭に4kgほどを食べさせているそうです。
牧草を食べた牛のウンチにノコギリクズや籾殻を混ぜておくと、放線菌などの微生物が増えてベトベトで臭かったウンチを分解してサラサラにくれる。土を肥やしてくれる堆肥になる。
刈り取った牧草の畑に堆肥を撒いてから土にすき込むと、土壌微生物やミミズが増えてふかふかな土にしてくれる。ふかふかな土は肥料成分も水もほどよく保って、牧草や作物がスクスク育つ。
その牧草を、牛たちが食べる。
ぐるぐるぐるぐる。パーマカルチャー。