桜の花が終わりかけ、
葉桜になり始める頃に
いつも思い出す小6の時の出来事。
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図工の時間に桜の木の絵を描いた。
もう、5月ぐらいで、
校庭の桜の木は緑の葉が生い茂っていた。
私は、一本だけ桜の木を描いた。
その桜の木を緑色で塗ると
時間が余った。
もともと絵を描くには好きで、
得意だったから、
桜の花を一枚描いてみた。
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緑の木に、薄いピンク色の桜の花は
すごく可愛らしくて、
嬉しくなった。
一枚一枚薄桃色の花びらを描き、
それを濃いピンクで縁取りする。
すごく時間がかかる作業だった。
結局、時間内には描ききれず、
放課後残って、
友人数人と絵を描いていた。
一面にピンク色の花が咲き乱れた桜の木。
仕上がった時は、嬉しくて、
何とも言えない満足感を感じた。
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でも、その時友達が、
「花なんて、咲いてないよ。嘘やん。」
と言った一言で、はっと気がつく。
本当だ……花は咲いていない。
何で、描こうと思ったんだろう。
急に、しょんぼりしてしまった。
その時に、先生がいたのか、
いなかったのか覚えていないが、
とにかく私は、「しまった失敗した」
という絶望感でいっぱいだった。
今思うと、人の評価を
気にしていたんだなと思う。
絵を描くのが好きで、
得意だと思っていたから、
余計に悲しかった。
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次の日、後ろの壁に私の絵が貼ってあった。
そして、
「綺麗な桜の花が描けたね。」
と先生のコメントがあった。
私には、桜の花が見えたから、
それはそれでいいのだと
認めてもらえた気がして嬉しかった。
先生は、K122白い風・白い鏡・音5。
マヤ暦を習い始めた時に、
誕生日を教えてもらった。
マヤ暦で読み解くと
ますます先生のことがよくわかる。
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確かに繊細で細やかな感性で
私たちに接してくださった。
テストには、毎回コメントを書いてくれていたので、
それを読むのが楽しみだった。
「白い鏡」らしく、
ルールや礼儀には厳しくて、
ボールをしきちんと片付けなかったことで
全員で正座をさせられたこともあった。
滅多に怒らない先生だったので、
驚いたのを覚えている。
みんなの無責任さに
気づかせたかったのだと思う。
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私の反対キンの先生には、
人生の分岐点では必ず再会し、
いつも背中を押してもらう。
私が選んだ道を必ず応援してくださった。
娘のガイドキンでもある「白い鏡」の先生は
娘が小5の時にシーサイド留学をした
島の学校のの校長先生だったという
驚きのシンクロニシティもあった。
片付けの苦手な娘は、
「まりさんの子やね。」
と言われていたらしい。
親子二代で迷惑をかけていた。
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毎年、年賀状をくださっていた先生に
去年まで連絡できなかった。
アフリカに行ったり、
娘が行方不明になったり、
出産したりとドタバタ過ぎて、
返って心配をかけてしまいそうだったから。
去年の1月、
やっと落ち着いて、
3年ぶりに会いに行った。
陽斗の出現に
目をまん丸にしながら、喜んでくれた。
「白い風」は陽斗のガイドキン。
ずっと、私たちを見守り応援してくれる
存在なんだと勝手に思っている。
これから先も、私たちがどんな選択をしても
先生は笑って「がんばれ」って
言ってくれるってわかっている。
人生の豊かさって、
人との出会いなのかもしれないなあ。
そう考えると、
私の人生豊かすぎ🤗
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☘️2月9日(火)☘️ 〜マリマヤ便り〜
K57 赤い地球・赤い空歩く人・音5
語り合い、絆を大切にする「赤い地球」
現場に行く事で理解が深まる「赤い空歩く人」
中心を定めて、本領を発揮する「音5」
今、共にいる人のために行動してみる日。
今までの自分だったら
避けていたことも、
積極的にやってみよう。
サポートし合うことにより、
困難な状況も乗り切ることができる。
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