KEIのJOY!日記

日々の暮らしや食生活、子ども(1人+1匹)、読書について気ままに綴っていきます。基本コメントには返信しません。

深みが増した「禁断の魔術」

2016年07月28日 | 本、雑誌、新聞
関東も梅雨明けしました~長かったな~やっとだな

梅雨の時期は雨で出掛けたくないから読書が進み、夏は暑くて出たくないから読書が進む(笑)
↑ここだけ見たらひきこもりみたい(笑)そして夜旦那さんが仕事してる横でまた読書(笑)

「禁断の魔術」東野圭吾さん。

2015年間ベストセラー文庫本部門第1位

この本は2012年「禁断の魔術 ガリレオ8」に入ってる短編4作品「透視す(みとおす)」「曲球る(まがる)」「念波る(おくる)」「猛射つ(うつ)」のうちの1つ「猛射つ(うつ)」を加筆・改稿したものです。

短編で読んだ時ももちろん面白かったですが、今回加筆されている事で登場人物や背景の設定や光景が詳しく描かれていて、深みが増しさらに面白かったです

<ストーリー>
帝都大学の「湯川教授」は、高校の物理研究会で後輩にあたる「古芝伸吾」と久しぶりに再会する。
その後、「古芝伸吾」は育ての親で唯一の家族の姉を亡くし、帝都大学を中退し町工場で働く事となる。
そんなある日フリーライターが殺される。彼は代議士の「大賀」を追っていた。
また「古芝伸吾」の姉も「大賀」の担当新聞記者だった事が判明する。
警察が捜査を進める中「古芝伸吾」が失踪し、「湯川教授」は彼の企みに気付く。
彼の企みとは。。?湯川教授の驚愕の行動とは。。?

題名になっている「禁断の魔術」とは、「科学技術は良いことだけに使われるわけではない。要は扱う人間の心次第。邪悪な人間の手にかかれば禁断の魔術となる。」と本文にあります。ここがこの本の大事な部分です

少し悲しい物語ですが、湯川教授が悩んだ末の驚愕の行動には読んでいてハラハラします
この作品を含めガリレオシリーズは面白いので、ぜひ読んでみて下さい


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