花そよそよ

折々の花たちの囁き

アンコールワット遺跡群…5

2013-02-17 09:51:06 | アンコールワット
5.アンコールトム ライ王のテラス(1/22 午前の部)


もとのテラスを覆うようにして
12世紀末に建造されました。
そのため 壁は二重になっています。
新旧両方を見学できるようになってるが
私たちは外側を見ただけです。
外壁は神々のレリーフで埋め尽くされていました。
テラスの上にライ王のレプリカがあったそうだが
これも見ませんでした。
三島由紀夫はこのテラスに触発されて
戯曲「ライ王のテラス」を著したそうです。


6.アンコールトム 象のテラス(午前の部)


王宮前広場に面して
南北に約300m続くテラス。
王はここで閲兵を行い 戦場から凱旋した兵士を
出迎えたそうです。
階段脇には3つの象の頭の彫刻があります。
花が柱のように伸びているんですよ。
(バイヨンから徒歩5分)


ちょっと離れて。


更に離れても全体像が撮れませんでした。

1/22 午前のコース
アンコールトム
南大門→バイヨン→バプー・オン→ピミアナカス→ライ王のテラス→象のテラス
2時間半のコースでした。
この後ランチに行きましたが
やはり香草が結構入ってて
あまり食べられなかったけど
マンゴーの生ジュースはとても美味しかった!

- 2013 1/22 Photo -

アンコールワット遺跡群…4

2013-02-15 20:26:41 | アンコールワット
2.アンコールトム ピミアナカス(1/22 午前の部)


10世紀末~11世紀初頭頃に建立された王宮寺院。
3層の基段の上に回廊が巡り
その中心に小さな祠堂があります。
王宮内に建ち
王族の儀式が行われたそうです。
ピミアナカスとは空中の宮殿の意味。
雨季には周りに雨水が溜まって
空中に浮いたように見えるそうだ。
東西35m 南北28m 高さ12m
ピラミッド型寺院。
この裏には
かって木造の数階建ての王宮が建てられていたというけれど
今は跡形も残ってなく 当事を偲ぶよすがが無い。


右側を。


左側を。




最初の画像の角度をちょっと変えたもの。


男池だったか女池だったか?


北門  

- 2013 1/22 Photo -

アンコールワット遺跡群…3

2013-02-13 21:57:54 | アンコールワット
3.アンコールトム バプー・オン(1/22 午前の部)


バイヨンの後はバプー・オンに行きました。
参道の両側には
やはり聖池がありました。
(バイヨンより徒歩5分)

バプーオンは
ウダヤーディティヤヴァルマン2世によって
先祖の霊を弔うために
11世紀中頃建てられたと推測されているヒンズー教寺院です。
3層からなるピラミッド型の建物は
かつてはバイヨンよりも高かったと言われています。
中央祠堂の頂には
かつて 50mほどの塔がそびえていたそうです。
祠堂を囲む回廊には
ヒンズー神話のレリーフがあります。
アンコールワット同様
祠堂は宇宙の中心であるメール山の象徴。
南北約125m 東西約425mの細長い敷地で
西側奥に高さ24mの中央祠堂がある。
バプーオンとは「隠し子」という意味だそうです。
王妃が自分の子をこの寺院に隠したところからの由来。



参道は結構長く バイヨンより少し狭かったです。
この参道は空中参道と言われています。
高さ2m程の円柱が4列に並べられ
その上に敷石があり 東塔門から中央部まで繋がり
長さ200mにも及ぶ円柱列に支えられていました。

 
参道の正面から。


近づいてきました。
わくわく~


階段をまた上って。
結構 急ですよ。




右側の方を。


人が写ってると
どれだけ大きいかが分かりますね。


全体像です。


右側の方には木々が生い茂っています。
どんな風にしてこの遺跡が見つかったのでしょうね。
ある所では ジャングルを野焼きしてたとき
農夫が見つけたようですが。


階段の傾斜がとても急で
手摺りが付いてるから上れるんだけど
昔は無かったから 怖かったでしょうね。




上るときに
下から見上げると急さがもっと分かっちゃいます。


一番上に上がって
下を見てみると
参道と聖池が広がって。


左側の塔門の彫刻が健在。




裏の西側に回ると
後世の仏教徒が作った寝釈迦像がありました。
そばではよく分からなかったんだけど
遠くから見るとお釈迦様の横顔が分かります。


少し離れるとどうかな~?


もっと離れてみました。


一番下に下りて全体像を撮ってみましたが
顔ぐらいしか分からないかな~

- 2013 1/22 Photo -

アンコールワット遺跡群…2

2013-02-11 23:01:37 | アンコールワット
2.アンコールトム バイヨン(1/22 午前の部)


南大門を通ってバイヨンに向かいました。
参道にはやはりナーガ(蛇の神様)がいて
綱引きをしていました。
右側にはクメールの獅子・シンハの像が
守護しています。
この参道の両側には聖池があります。


進んでいったら正面にバイヨンが!

バイヨンはアンコールトムの中央に位置し
「クメールの微笑」をたたえた観世音菩薩で
知られています。
ジャヤバルマン7世により
12世紀末に建設された仏教寺院で
ヒンズー教も混在していて
気高い天上の塔と呼ばれています。
古代インドの宇宙観を具現化
神々の住むメール山(須弥山)を象徴しています。
観世音菩薩の四面塔が林立し
中央祠堂に向かって徐々に高くなるピラミッド型に
建てられています。


大分近づいてきて
大きく迫ってきました。



第一回廊の入り口
天井が崩れ支柱のみが残っています。
回廊がずーっと奥まで。
両側の像の頭がありません。
盗まれたのか宗教争いのためか?


左側の女神デヴァターのレリーフをアップで。


バイヨンの上部です。
前を向いてる顔の部分が分かるでしょうか?
良いお顔なんですよ。


第一回廊 東面南側
壁のレリーフです。
レリーフは3段に分かれています。
隣国チャンパ(ベトナム中部にあった国)との戦いに向かう
クメール軍の行進が描かれています。
かなり長くて全体像が撮れません。

第一回廊は東西約160m 南北約140mで
一周約600m。
高さが約10mあり 壁面はクメール軍とチャンパ軍の
戦闘シーン 12世紀の人々の生活模様を
写実的に描いています。


彫られているのがくっきり見え
素晴らしかったです。


更に近づいて。


中央祠堂
高さが45mもあります。
中央祠堂および周囲の尖塔には
観世音菩薩の四面像が刻まれていて
クメールの微笑みを浮かべている。


左へ少しスライドして。


こちらにもレリーフが。


レリーフの部分をカットしてみました。


中央祠堂の観世音菩薩
四面あるのがよく分かりました。
面は 長さ1.75m~2.4m。
クメール人に似た厚い唇が特徴的です。





女神デヴァター像
バイヨンのあちこちの壁面で見られます。
一体ごとに表情や手の位置 髪型や衣装 装飾品が異なっていて
魅力的な微笑みを浮かべています。


私はこのデヴァターが気に入りました。


近づいて。


観世音菩薩の四面像
穏やかな微笑みを浮かべていて
素敵でした。






名残惜しく 振り返って。


東門から入って
帰りは北門から出ました。


バプー・オンに行く途中の大仏殿

- 2013 1/22 Photo -

アンコールワット遺跡群…1

2013-02-08 23:01:39 | アンコールワット

- アンコールワット -

去年一人でも行く予定だったが
今年だったら夫も行くとのことで
一年待ちでやっと
アンコールワットに行ってきました。

成田を10:00に出発。
ベトナムのハノイ空港に着いたのは
現地時間14:30。
時差は2時間なので6時間半かかった。
自分で乗り継ぎすることになってたハノイは
小さい空港だけどよく間違えるとネットに乗ってた。
「しおり」に「TRANSFER」か
「CONNECT FLIGHT」のどちらかを目指してとあったが
すぐ「TRANSFER」が見つかってホッ。
乗り継ぎカウンターを通り保安検査を済ませて
搭乗ゲートを確認に行ったが
反対側から回ったせいか時間がかかった。
全体の電光掲示板が無く 個々に小さく示してあった。
1ヶ所にまとまってれば一目瞭然なのに
探すのに手間取っちゃう。
乗り継ぎ時間が1時間しか無かったが
搭乗時間が30分以上も遅れたので
待ってる間お店を見てみた。
でも あまり値札が付いてなくブラブラ~
ここでベトナム土産を買ってもね。
外を見るとガスってる。
何かと思ったらスモッグらしい。
ここも公害なのね。
ハノイからシェムリアップまでは一時間チョッと。
空港は小さく 歩いて行き入国審査。
現地ガイドさんとホテルへ。
夜 近くのお店に買い物に出たが
トクトク(バイクに4人乗りぐらいのリヤカーみたいな物を着けてる)
がいっぱいいてチョッと怖かった。
夜は出ない方が良い。

翌日はゆっくり朝食。
バイキングだが香草が多めでチョッと。。。
10時半過ぎにアンコール遺跡群のチケットを
購入するために並んだ。
人 ひと 人でいっぱい。
こんなに観光客が多いのね!
チケットは3日間フリーパスで顔写真付き。
40ドルでどこでも~ってお得。
京都のお寺巡りもこんなチケットがあったら
便利なのにね。
この後 アンコールトムに着いたのは11時半過ぎ。
アンコールトムとはクメール語で「大きな町」の意味。
ジャヤバルマン7世が12世紀末から13世紀初めにかけて造営した王都。
アンコールワット寺院の北に位置する。


アンコールトムの南大門に行くとき
左側にあった「バクセイ・チャムクロン」。
ラテライトの三層基壇の上にレンガ造りの祠堂が載っている。
バクセイ・チャムクロンとは
「翼下で護る鳥」という意味だそうです。
巨大な鳥が舞い降り 翼下で王を護ったという伝説に由来しているとのこと。
完成は968年でアンコールトムより200年前です。

1.アンコールトム 南大門(1/22 午前の部)

南大門の所には人と車がいっぱい!


トクトクに乗った人達もいっぱいいました。


ナーガ
南大門への道は
蛇の神さま(ナーガ)の胴体を引き合う神々(道の左側)と
阿修羅(道の右側)の石像が並んでいます。
沢山の観光客なので人が写っちゃってます。


左側の神々です。




右側は阿修羅増です。




木がとても高くて空に吸い込まれそう。
人が確実に写り過ぎちゃってるのでカットしました。


南大門の上の方。
観世音菩薩の四面塔は見事でしたが
顔の大きさは3mにもなるそうです。


右側には阿修羅増が控えて。


左側には穏やかな神々の像が。


南大門を通って振り返って見ると
像の彫刻があり
頭が3つあるのが分かりました。




更に過ぎると瀬がとっても高い木が。


バイヨンに行く途中
像に乗った観光客をパチリ。
ツアーの人たちと「乗りたいね~ 時間がね・・・」
個人旅行だとこういうこともできるのね。
うらやましい。


次の人たちも。

- 2013 1/22 Photo -