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第70回哲学カフェ
「頑張りすぎない生き方」とは?
H30.10.9
頑張りすぎない生き方がもてはやされているのは、社会がストレスフルになっていることと、密接な関係があるでしょう。高校や大学の受験、部活動、就職活動、恋愛や結婚......。考えてみれば、人生は競争の連続です。
私たちは、「頑張らなければ社会で生き残れない」といった価値観を植えつけられ、競争に駆り立てられてきました。しかし、私自身もそうですが、ほとんどの人は、頑張っても人生が思い通りにならなかったのではないでしょうか。
とりわけ、真面目で完璧主義の人ほど、結果が出なかったときのショックは大きく、悩みも深いはず。頑張りすぎない生き方は、そんな競争社会のアンチテーゼとして求められるようになったのでしょう。
無理をせず、ストレスをためないように自分をコントロールし、人生や仕事をうまく回すための処世術ともいえます。
ただし、注意すべきなのは、「頑張りすぎない=サボる」ではないということ。社会からの逃避や自暴自棄が、頑張りすぎない生き方とは違うことを、よく理解しておかなければなりません。
小川 仁志 氏のコメントより
問い1 「頑張りすぎない生き方とは」どんな生き方なのか?
問い2 「頑張りすぎない生き方」で満足ができるのか?
問い3 「頑張りすぎない人生」と「努力する人生」どちらを選びますか?それはなぜですか?