Peter, Paul and Mary - Blowing in the Wind
第76回哲学カフェ (2019・1・8)
「旅する心」を訪ねる旅をしよう!
松畑 煕一
1. 「旅する心」とは何か?
(1)「旅」とは何か
①「定まった地を離れて、ひととき他の土地(場所)へゆくこと」(広辞苑)
②「住んでいる土地を離れて、よその土地を訪ねること」(大辞泉)
人間は狩猟採集時代から食糧を得るために旅をしていたが、農耕時代になっても、定住
しながら食糧獲得の旅を続けて来た。
しかし、現代は、普通、食糧獲得の旅を旅とは言わない。それは仕事であり、旅は、
「余暇」を楽しむもの、と考えられている。
つまり、旅の目的から見て、広辞苑と大辞泉の定義は 不十分である。
⇒ 私の定義: 「非日常に身を置くこと (物理的、そして精神的に)」
<問1>あなたは今までどんな旅をしてきましたか。そして、それはどのようなものでしたか?
<問2>今後どのような旅をしたいと思いますか?
2. 「旅する心」とは何か・・・「旅して感得する、ものの感じ方・考え方」
⇒ 「旅する心」を深める旅をしよう!
*日常的な「ミニツアー」をしよう! (例: いつもは通らない道を散歩する)
2. 「心の旅」をしよう!
(1)「心の旅」とは・・・「想像し、仮想し、夢想して、新たな世界(可能性)を見つめること」
<問1>あなたは今までどんな心の旅をしてきましたか。それはどのようなものでしたか?
<問2>ありたい自分を目指して、<心の旅計画>を立ててみよう!
*私の「心の旅計画」:
① 小さな子どもの心に触れる旅をしたい (子どもの詩集を通して)
② 以前「やりたかった自分」「やり残した自分」の再訪ツアーをしたい
③ 初恋の人・好きだった人に夢で逢うドリームツアーをしたい
④ 自分の死の直前の自分像を描く 「イメージング・ツアー」 をしたい
(あなたが死の直前に一つだけ望むとしたら何を望みますか?)
⑤ 魂の進化計画を立てて、「陰徳」を積んでゆくソール・ジャーニーをしたい