第3回 心のケアが目指すもの
名著146「心の傷を癒やすということ」精神科医・安克昌あんかつまさ
安克昌は、「心のケア」を行う上で、何が足りていないかを痛切に実感していた。
「病院で待っているだけではだめだ」…保健所に設けられた無料相談所で被災者の過酷な状況を聞いた安はそう決意し、自ら積極的に避難所へ出向くことに。
状況を知悉した避難所へ派遣された看護師たちと連携することで、被災者たちの深刻な状況に目を開かれた安は、どのようなサポートやシステムが必要なのかを深く思索していく。
第三回は、安の実践や考察を通して、震災直後やその後継続的に行うべきサポートのあり方について考えていく。
HAUSER - Ave Maria
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