歌手 俳優 佐川満男 2025.2 「20」
佐川満男さんは昭和14年兵庫県神戸市生まれ。高校を中退し目標を見失った時に、夢中になったのは絵だった。
そしてロカビリーブームとの出会い。昭和35年レコードデビュー。「無情の夢」が大ヒットし、NHK紅白歌合戦にも2年連続出場を果たすが、後年「嫌々歌っていた」と打ち明ける。
離婚後寂しさに耐えていた佐川にドラマ出演の誘い。ドラマで大きな決断をする。そして、歌手として念願の元妻とのデュエットが実現する。
今は幸せかい 佐川満男
歌手 俳優 佐川満男 2025.2 「20」
佐川満男さんは昭和14年兵庫県神戸市生まれ。高校を中退し目標を見失った時に、夢中になったのは絵だった。
そしてロカビリーブームとの出会い。昭和35年レコードデビュー。「無情の夢」が大ヒットし、NHK紅白歌合戦にも2年連続出場を果たすが、後年「嫌々歌っていた」と打ち明ける。
離婚後寂しさに耐えていた佐川にドラマ出演の誘い。ドラマで大きな決断をする。そして、歌手として念願の元妻とのデュエットが実現する。
今は幸せかい 佐川満男
索引 あの人に会いたい
15.ヒューマニエンス 腸内細菌 見えない支配者たち ➀ 2021.7.26 「63」
私たちの体内で暮らす100兆もの「腸内細菌」。
いったい何者でどこから来たのか?その原点は、地球の黎明期を支配した細菌たちだ。
無酸素をこよなく愛する彼らが、紆余曲折の末たどり着いた「腸」。
安住の地で様々な物質を生産することで、母体をコントロールする術を学んだ。
やがて、ヒトの免疫を飼い慣らし、食の好みを決め、脳さえもあやつる力を持つまでになる。
生態系をあやつる“旅する生命”腸内細菌を根源から妄想する。
Once upon a time in America - Yo Yo Ma plays Ennio Morricone
”腸内細菌” の驚くべき力
外敵から身を守る「免疫力」に関与
「太りやすい」「痩せやすい」体質に関与
うつ病や糖尿病、パーキンソン病などの「病気の発症」に関与
アスリートの「運動能力」に関与
などなど、人間の様々なものに影響を与えることがわかってきました。
細菌が好きな人を決める?
腸内細菌のために食べている?
食をあやつる腸内細菌
腸内細菌遥かなる旅
腸内細菌が人の免疫を操る
12.ヒューマニエンス “目 ” 物も心も見抜くセンサー
実は人によって、同じ景色でも違う“色”で見えている。多型色覚という人間に秘められた「目」の多様性がテーマ。
色やの見え方の違いは“個性”であり、協力しあうことで人類は生存競争を生き抜くことができた。
そして白目を持つことで生まれた「視線」は、ヒトが一瞬で心を通わせて、他の生物にはない集団コミュニケーションを可能にする進化の賜物だった。
目で心を伝え、読み取る。絆の出発点「目」の驚くべき能力を妄想する。
Caroline Campbell - Csàrdàs (V. Monti)
黒目=虹彩 白目=強膜
ゲイズ・グルーミング
九州大学の小林洋美研究員は霊長類の目の形を調べ、「強膜(白目)が最も露出していたのはヒトで、さらに白いのはヒトだけ」と語った。
ヒト以外の霊長類の場合、白目にあたる強膜は黒い。もし、強膜が白く、視線がはっきりしてしまうと、天敵からすれば、次の行動を予測しやすい。
九州大学の橋彌和秀教授は「ゲイズ・グルーミング」、見つめ合いの毛づくろいを紹介し、
見つめ合うだけでヒトの体内では幸せホルモンが体内に分泌され、恋に発展することもある。
橋彌教授は狩猟の際、声のやり取りでは獲物にバレてしまい、アイコンタクトが重宝したと話し、織田裕二は「刑事モノで突入する時、そうですね」と語った。
橋彌氏によると、大脳新皮質率と強膜の露出度は関係していて、ざっくり言えば、脳が大きいほど白目も大きいという。
また、アジア人は欧米人に比べて目に注目しているといい、北海道大学の結城雅樹教授によると、目には本心が出るといい、
日本人は目元から感情を読み取れるよう習慣づけられてきたという。
国際共同研究で赤ちゃんが表情を識別する際、日本の赤ちゃんは目、イギリスの赤ちゃんは口を見ていたという。
ヒトの大きな特徴、それは「脂肪」の多さだ。チンパンジーの体脂肪率は8%、ブタは16%。
それに比べ、ヒトは黒毛和牛の30%に近い存在だ。このヒトの脂肪をため込む力は、進化の才能だという。
例えば、ヒトの内臓脂肪の遺伝子は巨大な脳の発達に関わったと注目される。
多様な脂肪遺伝子は人類が全地球へ拡大する挑戦を可能にし、脂肪は男女の求愛に利用されるまでに。
私たちを繁栄へと導いてくれた「脂肪」の正体を妄想する。
体脂肪率
食べ過ぎればすぐに溜まる脂肪。落とすのに苦労する・・・
ややふくよかな女性の体脂肪率が30%だという。
その30%がいかにすごいか。黒毛和牛30%。豚でも16%。
人は大量にエネルギーを消費する巨大な脳のためのエネルギーを賄うために、脂肪をたくさんつけるように進化したのだという。
ヒトとチンパンジーを共に体重55キロとした場合、ヒトが必要とするのは1日2500キロカロリーに対してチンパンジーは2100キロカロリーと400キロカロリーも差がある。
これはチンパンジーの400グラムに対して、ヒトは3倍以上の1350グラムの脳を持つためであると言う。
そのエネルギーを賄うためにエネルギーの放出が行いやすい内臓脂肪を蓄積するようになったのだという。
これに対して皮下脂肪は健康に害がないがすぐにエネルギーには変換しにくいのだという。
BMIとはBMI(Body Mass Index)はボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。
計算式
BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
適正体重 = (身長m)2 ×22
世界保健機関(WHO)の判定基準 | |
---|---|
BMI値 | 判定 |
16未満 | 痩せすぎ |
16.00〜16.99以下 | 痩せ |
17.00〜18.49以下 | 痩せぎみ |
18.50〜24.99以下 | 普通体重 |
25.00〜29.99以下 | 前肥満 |
30.00〜34.99以下 | 肥満(1度) |
35.00〜39.99以下 | 肥満(2度) |
40.00以上 | 肥満(3度) |
5万年前にアフリカから全世界に広がった人類(グレートジャーニー)
生き抜くのを支えるのが脂肪。サモア島には肥満が多い(島民の90%)
島に渡るのに頼りになるのは脂肪(体に付けて行く食料)
日本人も縄文から弥生(狩猟から農耕)で変わった。
農耕後の方が飢餓が多くあった。農耕で一気に人口が増えたため。
天変地異による飢餓→太り易い進化を遂げた?
他の要素もある。特別な力→辛いもので汗が出る(脂肪細胞が関与)
褐色脂肪細胞(鎖骨周辺)→辛み成分で熱に変える。
8.ヒューマニエンス「中山伸弥スペシャル」 ips細胞と私たち
山中伸弥さんとiPS細胞から見えてきた「人間とはなにか」を探る90分スペシャル。
発見から15年、がんや肝臓病など治療の研究が進む一方、iPS細胞はネアンデルタール人の遺伝子を持つ脳をよみがえらせることまで可能にした。
いわば「生命の時間を巻き戻す」ことを実現し、どんな細胞にもなれるiPS細胞は、ヒトがなぜ生まれてくるのかという神秘にも迫りつつある。
山中さんが見つめる生命の深淵を最新研究から妄想する。
iPS細胞とは、細胞を培養して人工的に作られた多能性の幹細胞のことです。
2006年8月に京都大学の山中伸弥教授らは世界で初めてiPS細胞の作製に成功し、2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞しました。
o-Yo Ma, Kathryn Stott - The Swan (Saint-Saëns)
6.ヒューマニエンス「“時間” 命を刻む神秘のリズム」前編 2022.2.25
「時間」には多くのナゾがある。私たちが認識する「時間」は概念なのか、実体なのか。鍵を握るのは、カラダの内側で「細胞が生み出す時間」の存在。
地球の自転に適応しながら、ズレたり、狂うことを是としてきた全身の細胞の時計が、ヒトの心も体も操り、進化を生み出しているという。
そして究極のナゾが“今”の正体。現在、過去、未来とは、“今”を生み出す脳のメカニズムのおかげなのだ。「時間」という神秘の存在を妄想する。
7. Playing Love - The Legend of 1900
]
5.ヒューマニエス 「“呼吸” 不完全が生んだ神秘」
「呼吸」それは非効率で不完全な進化をしてきた。
魚の「エラ」に比べ、「肺」は酸素を取り入れる効率が悪く、しかもヒトは二足歩行のために口と肺の間に「死腔」と呼ばれる“無駄”まで増やしてしまった。
しかし、そのおかげでヒトは言葉を発することができたという。また脳の巨大化は、呼吸が理性と感情との狭間で、アンバランスになりやすいという運命ももたらした。
不完全だからこそヒトらしさを生む神秘のシステムを妄想する。
① 情動呼吸 扁桃体 過呼吸 エモーショナルブリーディング
② 代謝性呼吸 脳幹 生きるための呼吸
③ 随時呼吸 大脳皮質 意識的な呼吸
体液を7.4に維持している。
過呼吸
硫黄呼吸
3.ヒューマニエス 絶滅人類はホモ・サピエンスを映す鏡 前編 2022.6.25
私たちホモ・サピエンスは、ネアンデルタール人などの他の人類を絶滅に追いやったのではないか?そんな一大ミステリーに迫る。
彼ら“先輩人類”は数十万年も生息していた。だが、ホモ・サピエンスが世界に拡散し、数を増やすと同時に消えていった…そこにはどんなドラマがあったのか。
環境さえも変えてしまう欲望や浪費、異なる人類の遺伝子交配など、最新研究を読み解き、絶滅人類が突きつける私たちの本質をじっくり妄想する。
1.ヒューマニエス 体温
「“体温” 熱して冷ます生存戦略」前編
「体温」は生存戦略だという。私たち動物は体を熱して、運動能力を高め神経伝達を活発にし、生存競争を勝ち抜いてきた。
その一方、体温を極限まで下げて命を繋ぐ裏技「冬眠」。最新研究では人類も冬眠でピンチを切り抜けた可能性が高いという。
さらに体温は老化や寿命と関係することも明らかに。そもそもヒトの深部体温はなぜ37℃なのか?
その答えも体温に導かれた体内の化学反応から見えてくる。生命の謎を体温から妄想する。
ヒューマニエンス 索引